LoginSignup
12
14

More than 5 years have passed since last update.

ロジカルシンキング入門

Last updated at Posted at 2017-02-24

ロジカルシンキングとはなにか

一貫していて筋が通っている考え方、説明の仕方のこと。

  • きちんと深掘りし、良い案をだすこと
  • なるほど、とおもってもらう
  • 分かりやすく伝える

人間の頭はそもそもロジカルシンキングにむいていない
→すぐに結論を出したがる
→訓練が必要

本質:頭の中でどう考えているかよりも、それが相手に伝わる「メッセージ」として具現化できているかが重要。

ロジカルシンキングの考え方

  • 考えるべきことを3つ出す

    • 具体的な要素ではなく、1つ上の概念を出すこと
      →「開発要員が足りない」、ではなく「社外」「社内」「採用」 という”観点”を考える
    • ひたすら訓練する
      • 「ゼロ秒思考」
        テーマについて、1分で5つ以上答えをだす(例:自分の強みは何なのか)
        単語ではなく文章としてアウトプットする(日本語力の強化)
  • マトリックスで整理する

    • 3×Nのマトリックスをつかう
      →軸を決めて整理することで、相手に納得感をもってもらう

思考のテクニック

ボトムアップ

答えから考えていく方法。これをやってしまいがち。
理解しているテーマには強いが、まったく新しいことには対応しづらい。

例:要件定義は必要か?
→結論:Yes
→なぜ?
・システムに必要な機能要件をについて共通認識をすり合わせる
・要件を分類整理することで、必要工数など算出できる

トップダウン

答えを出すにあたって、必要な要素、観点を洗い出し、組み合わせて深掘りしていく方法。
新しいことを考えるにはこれが大事。
観点をふくらませるには、一つの観点に対し、対極・中間・上位・下位など相対的に考えていく。

例:要件定義は必要か?
→要素・観点:
・人(設計者、ユーザ、システム管理、経営層)
・モノ(サーバ、他システム、データ)
・時間(開発期間、大量データの処理時間)

フレームワーク

  • PDCAサイクル
  • 5W1H
  • 現在未来過去
  • 3つずつ案を出す

ロジカルシンキングの伝え方

テンプレートを意識

  • 〜の件についてですが  (テーマを最初に確認する)
  • 〜は〜だと考えます。  (結論を最初に言う)
  • その理由は3つあります。  (理由を列挙)
  • 1つめに〜であること、
  • 2つめに〜であること、
  • 3つめに〜であること
  • よって〜は〜だと考えます。

SCQAの型を意識する

  • 状況提示(Situation) :御存知の通り〜ですよね
  • 複雑化(Complication):そんな中、〜ですよね
  • 問い(Question):だから〜について、〜するべきですよね
  • 主張・提案(Answer):この点、〜と考えます

    • SCが難しい、答えを急ぎがちなので注意
    • 話し手はずっと考えている、聞き手は初めて聞く(SCを省きがち)

ロジカルシンキングのトレーニング

以下を徹底する

  • 結論から話す
  • 理由を説明する(なぜなぜ、、、)
  • 紙に書いて整理する

今日からやめること

  • 考えるのを諦めること

補足

  • ロジカルシンキングだけではだめ、感情力も大事
    • データ・数字より、より感情的に訴える内容のほうが心に残る(免許更新センターの動画)

おすすめ本

ゼロ秒思考 / 赤羽 雄二

超・箇条書き / 杉野 幹人

12
14
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
12
14