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Edison 初期化からLチカまでやってみた

Last updated at Posted at 2014-12-05

Intel Edison の Breakout Board Kit を入手したので、まっさらな状態からLチカまでやってみました。

使うもの

edison.png
電子の工作員、半田ミク

ファームウェアをアップデートする

シリアル通信が遅いとか、コマンドの最初の文字が欠けたりするので、アップデート必須です。

###フォーマットする
microBのUSBで、Mac と Edison の J16 に接続すると給電が開始され、Edison が起動します。

breakout-board.png
J16にmicorBを接続

しばらくすると、Finder にマウントされるので、まずは初期化から。
ディスクユーティリティを使ってFAT32にフォーマットする。

Format.png

###イメージをダウンロード
Edison - Software Downloadから「Edison Yocto complete image」をダウンロードする。
https://communities.intel.com/docs/DOC-23242

zipファイルを展開して、Edison のストレージにコピー。
フォーマット後なので、ストレージの直下にはなにもないはず。

install.png

コピーが終わったら、J3にUSBを接続して、ターミナルから screen コマンドを実行します。

PC
screen /dev/cu.usbserial-AJ035PUI 115200 -L

デバイス名は適宜変えてください。
/dev/cu.usbserial- ぐらいまで入力すれば、あとはタブキーで補完されるはず。

###デバイスが見つからないときは
そんなデバイスないよとエラーが出たら、FTDIドライバが必要かもしれないです。
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
インストール後、FTDI Driver Control を起動して ENABLED にしておきます。
/dev/cu.usbserial-******** が現れたら screen を実行します。

接続が成功するとログインを聞かれるので、root の空パスワードで入れます。

Edison
edison login: root

ログインできたら、reboot コマンドでファームウェアを書き換え、再起動させます。

Edison
reboot ota

再起動が完了したら最新になってるのを確認する。(2014/12/03時点)

Edison
cat /etc/version
edison-rel1-maint-weekly_build_16_2014-10-14_14-56-19

Edisonを設定する

対話型の設定コマンドが用意されてます。

Edison
configure_edison --setup

デバイス名とパスワード(次回以降のSSHログイン)、WiFi設定を行います。WiFiはSSIDを検索してくれるので、適宜選択して進めます。
設定が終わるとURLが表示されるのでブラウザでアクセスしてみる。

server.png

サーバがデフォルトで起動するんですね。IoTって感じです。
IPが付与されてるか確認してみる。

Edison
ifconfig

wlan0 の inet addr: がそう。
この時点でインターネットにつながってるので、ping とか curl してみると応答あります。この大きさのものがインターネットにつながってるとか、わくわくしますね。

ライブラリを最新にする
パッケージマネージャは OPKG というものが入ってるようです。

Edison
cd /etc/opkg
curl -O http://nonnoise.github.io/Edison/_sources/Edison/base-feeds.conf
curl -O http://nonnoise.github.io/Edison/_sources/Edison/intel-iotdk.conf 
curl -O http://nonnoise.github.io/Edison/_sources/Edison/mraa-upm.conf
opkg update
opkg upgrade

.profile にパスを記述。

Edison
cd ~
echo PATH=/usr/lib/node_modules/iotkit-agent/node_modules/.bin:$PATH > .profile

つづいて、PCからWiFi経由でSSH接続できるか確認。

PC
ssh -l root 10.0.1.5

ホスト名などは適宜変えてください

もしもこんなエラーが出たら
zsh.png

ローカルのキーを捨てて、もういちど接続するとつながる。

PC
ssh-keygen -R 10.0.1.5

Lチカさせる

いよいよハードウェアハローワールド、LEDチカチカです。
LEDの長い方(アノード)を J18の2番 に、短い方(カソード)を J19の3番 に、につなぎます。

lchika-off.jpg

ファイル書き込みでGPIOから制御します。
Lチカはこちらの記事を参考にしました。
http://tech.recruit-mp.co.jp/gadget/intel-edison-getting-started/

Edison
echo "165" > /sys/class/gpio/export
echo "out" > /sys/class/gpio/gpio165/direction
echo "1" > /sys/class/gpio/gpio165/value

点灯しますね。
0を書き込んで消します。

Edison
echo "0" > /sys/class/gpio/gpio165/value

###Node.jsでLチカさせる

MRAAというIntel製のライブラリとGitを入れて、サンプルをクローンしてきます。

Edison
cd ~
opkg install libmraa0
opkg install git
git clone https://github.com/intel-iot-devkit/mraa.git

MRAAにあるサンプルスクリプトを使います。

Edison
cd ~/mraa/examples/javascript/
vi Blink-IO.js

ピン番号を修正。

Blink-IO.js
/* var myLed = new m.Gpio(13); */
var myLed = new m.Gpio(15);

ピンアサインはこちら
https://github.com/intel-iot-devkit/mraa/blob/master/docs/edison.md

修正できたら Blink-IO.js を実行します

Edison
node Blink-IO.js

1secで明滅したら成功です。

lchika-on.jpg

手軽です。Web系エンジニアにも手が出しやすいのがいいところですね。
それにしても、これらが無線でできちゃうのすごい。

ちなみにEdisonを終了させるには shutdown コマンドで。

Edison
shutdown -h now
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