LoginSignup
46
44

More than 5 years have passed since last update.

Edison 初期化からLチカまでやってみた

Last updated at Posted at 2014-12-05

Intel Edison の Breakout Board Kit を入手したので、まっさらな状態からLチカまでやってみました。

使うもの

edison.png
電子の工作員、半田ミク

ファームウェアをアップデートする

シリアル通信が遅いとか、コマンドの最初の文字が欠けたりするので、アップデート必須です。

フォーマットする

microBのUSBで、Mac と Edison の J16 に接続すると給電が開始され、Edison が起動します。

breakout-board.png
J16にmicorBを接続

しばらくすると、Finder にマウントされるので、まずは初期化から。
ディスクユーティリティを使ってFAT32にフォーマットする。

Format.png

イメージをダウンロード

Edison - Software Downloadから「Edison Yocto complete image」をダウンロードする。
https://communities.intel.com/docs/DOC-23242

zipファイルを展開して、Edison のストレージにコピー。
フォーマット後なので、ストレージの直下にはなにもないはず。

install.png

コピーが終わったら、J3にUSBを接続して、ターミナルから screen コマンドを実行します。

PC
screen /dev/cu.usbserial-AJ035PUI 115200 -L

デバイス名は適宜変えてください。
/dev/cu.usbserial- ぐらいまで入力すれば、あとはタブキーで補完されるはず。

デバイスが見つからないときは

そんなデバイスないよとエラーが出たら、FTDIドライバが必要かもしれないです。
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
インストール後、FTDI Driver Control を起動して ENABLED にしておきます。
/dev/cu.usbserial-******** が現れたら screen を実行します。

接続が成功するとログインを聞かれるので、root の空パスワードで入れます。

Edison
edison login: root

ログインできたら、reboot コマンドでファームウェアを書き換え、再起動させます。

Edison
reboot ota

再起動が完了したら最新になってるのを確認する。(2014/12/03時点)

Edison
cat /etc/version
edison-rel1-maint-weekly_build_16_2014-10-14_14-56-19

Edisonを設定する

対話型の設定コマンドが用意されてます。

Edison
configure_edison --setup

デバイス名とパスワード(次回以降のSSHログイン)、WiFi設定を行います。WiFiはSSIDを検索してくれるので、適宜選択して進めます。
設定が終わるとURLが表示されるのでブラウザでアクセスしてみる。

server.png

サーバがデフォルトで起動するんですね。IoTって感じです。
IPが付与されてるか確認してみる。

Edison
ifconfig

wlan0 の inet addr: がそう。
この時点でインターネットにつながってるので、ping とか curl してみると応答あります。この大きさのものがインターネットにつながってるとか、わくわくしますね。

ライブラリを最新にする
パッケージマネージャは OPKG というものが入ってるようです。

Edison
cd /etc/opkg
curl -O http://nonnoise.github.io/Edison/_sources/Edison/base-feeds.conf
curl -O http://nonnoise.github.io/Edison/_sources/Edison/intel-iotdk.conf 
curl -O http://nonnoise.github.io/Edison/_sources/Edison/mraa-upm.conf
opkg update
opkg upgrade

.profile にパスを記述。

Edison
cd ~
echo PATH=/usr/lib/node_modules/iotkit-agent/node_modules/.bin:$PATH > .profile

つづいて、PCからWiFi経由でSSH接続できるか確認。

PC
ssh -l root 10.0.1.5

ホスト名などは適宜変えてください

もしもこんなエラーが出たら
zsh.png

ローカルのキーを捨てて、もういちど接続するとつながる。

PC
ssh-keygen -R 10.0.1.5

Lチカさせる

いよいよハードウェアハローワールド、LEDチカチカです。
LEDの長い方(アノード)を J18の2番 に、短い方(カソード)を J19の3番 に、につなぎます。

lchika-off.jpg

ファイル書き込みでGPIOから制御します。
Lチカはこちらの記事を参考にしました。
http://tech.recruit-mp.co.jp/gadget/intel-edison-getting-started/

Edison
echo "165" > /sys/class/gpio/export
echo "out" > /sys/class/gpio/gpio165/direction
echo "1" > /sys/class/gpio/gpio165/value

点灯しますね。
0を書き込んで消します。

Edison
echo "0" > /sys/class/gpio/gpio165/value

Node.jsでLチカさせる

MRAAというIntel製のライブラリとGitを入れて、サンプルをクローンしてきます。

Edison
cd ~
opkg install libmraa0
opkg install git
git clone https://github.com/intel-iot-devkit/mraa.git

MRAAにあるサンプルスクリプトを使います。

Edison
cd ~/mraa/examples/javascript/
vi Blink-IO.js

ピン番号を修正。

Blink-IO.js
/* var myLed = new m.Gpio(13); */
var myLed = new m.Gpio(15);

ピンアサインはこちら
https://github.com/intel-iot-devkit/mraa/blob/master/docs/edison.md

修正できたら Blink-IO.js を実行します

Edison
node Blink-IO.js

1secで明滅したら成功です。

lchika-on.jpg

手軽です。Web系エンジニアにも手が出しやすいのがいいところですね。
それにしても、これらが無線でできちゃうのすごい。

ちなみにEdisonを終了させるには shutdown コマンドで。

Edison
shutdown -h now
46
44
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
46
44