クライアントからもらったプロビジョニングファイル(Provisioining Profile)でコンパイルしたアプリをエクスポートして、ipaファイルとして納品する...
受注の仕事をしてるとこういう場面ってよくありますよね. プロビジョニングファイルと証明書(p12ファイル)さえあれば、前はOrganizerから簡単にできたこの手順. Xcode 6ではできなくなってしまいました. Preferencesで登録したDeveloperアカウントに紐づいたプロビジョニングファイルでしかエクスポートできない仕様のようです.
そこで回避策をご紹介. Terminalでコマンドラインツール xcodebuild
を使います.
Archiveでコンパイルしたら、Organizerで"Show in Finder"で、アーカイブ(xcarchiveファイル)のファイルパスを確認します. その上で、xcodebuild
をつかって、
$ xcodebuild -exportArchive -archivePath <アーカイブ(xcarchiveファイル)のファイルパス>
-exportProvisioningProfile <プロビジョニング名> -exportPath <書き出し先のファイルパス>
とやればエクスポートできるはずです!
-exportProvisioningProfile
に渡す、プロビジョニングの名前はファイル名ではなく、Developerポータルで登録されている名前、言い換えれば、Build SettingのProvisioing Profileの欄に表示される名前なので注意が必要です. (下記の場合だと "Generic Development")