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Clone Workspace SCM Plugin

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概要

このプラグインは、あるジョブを実行したワークスペースの内容を、後続のジョブに複製して渡すというプラグイン。
例えば、ジョブの実行時間が掛かってきたときに、SCM からソースをチェックアウトして、単体テストと結合テストそれぞれのジョブに、そのチェックアウトしたソースを渡してテストするとか。
こうすることによって、単体テストと結合テストで、ジョブは違うが同じバージョンのソースでテストを出来るというメリットがある。
他にも色々使い道はありそうだけど。

では、早速使い方を。

インストール

Jenkis のプラグイン管理から、以下のプラグインをインストール。

CWSP1.png

インストールが無事に終わったら、早速ジョブを作ってみる。

親ジョブの定義

ジョブのいっちゃん下の「ビルド後の処理の追加」を選んでみると、「Archive for Clone Workspace SCM」が選択できるようになる。

CWSP2.png

これを選ぶと、以下のような画面が表示される。

CWSP3.png

内容は...多分こんな感じだと思う。

  • Files to include in cloned workspace  複製するワークスペースに含めるファイル
  • Files to exclude from cloned workspace  複製するワークスペースから除外するファイル
  • Criteria for build to be archived   複製する条件
    • Most Recent Completed Build  ビルドが完了した場合(成功・失敗を問わない)
    • Most Recent Not Failed Build  ビルドが失敗ではない場合(ビルド結果が黄)
    • Most Recent Successful Build  ビルドが成功した場合(ビルド結果が青)
  • Archive method  複製を方法
    • Gzipped tar
    • Zipped
  • Override Default Ant Excludes  ワークスペースをコピーするとき、内部的にAntのFileSetを使っていて.svnディレクトリなどがデフォルトで除外されるようになっている。svnディレクトリなどをワークスペースのアーカイブに含めたい場合

include と exclude は、共に何も指定しなければ、そのビルドで実行したワークスペースの全てのファイルが複製される。

子ジョブの定義

で、次にこの複製されたワークスペースを受け取る側のジョブを定義する。

ジョブの設定を見てみると、ソース管理システムの欄に「Clone Workspace」が追加されて、選択できるようになっている。

CWSP4.png

  • Parent Project  ワークスペースに使う親のジョブを選択(ここでは、ビルドの後処理に Archive for Clone Workspace SCM が指定されているものが自動で候補になる)
  • Criteria for parent build     親のジョブを使う条件
  • Most Recent Completed Build  ビルドが完了した場合(成功・失敗を問わない)
  • Most Recent Not Failed Build  ビルドが失敗ではない場合(ビルド結果が黄)
  • Most Recent Successful Build  ビルドが成功した場合(ビルド結果が青)
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