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WebGLAdvent Calendar 2014

Day 15

Live2DのWebGL版は今週公開

Last updated at Posted at 2014-12-15

WebGL Advent Calendar 2014の15日目の記事になります。

Live2Dとは?

1枚の2Dイラストからぬるぬる動かす技術です。
2Dと3Dの間にある技術のため、2.5Dとも言われています。
unnamed.gif

WebGL-β版は今週公開予定です

遅くなってすいませんが、今週中には公開されます。
以下の内容は、公開に先行した内容となっていますのでご注意下さい。
Live2DのソフトとSDKは無料で使う事ができます。

実際に触ってみたい方は以下のページにアクセスしてみて下さい。
WebGL対応でiPhoneのブラウザでもLive2Dアプリ!

WebGLでLive2Dモデルを表示

####1)まずはLive2DのSDKをダウンロード
Live2Dのサイトにいき、CubismSDK(WebGL)をダウンロードしてきます。

####2)Webサーバを準備する
今回は簡単にWebサーバが起動できる無料エディタ [Brackets] (http://brackets.io/)を使います。
DLしたら解凍したSDKフォルダをエディタにドラッグ&ドロップします。  
2014-12-15_16h55_44.png

####3)サンプルを起動してみる
sample/simple/simple.htmlを開き、ライブビューボタン押下します。
2014-12-15_16h58_13.png
ブラウザが自動起動され、Live2Dモデルが表示されます。
2014-12-15_17h06_42.png

モーションを再生するようソース修正してみる

sample/simple/Simple.jsを開きます。ソースの流れと修正箇所は以下の通りです。

  1.Live2Dの初期化
  2.WebGLコンテキストの取得
  3.Live2Dモデル(mocファイル)の読み込み
  4.テクスチャファイルの読み込み
  5.モーションファイルの読み込み(修正)
  6.描画処理ループ
  **  → モーションの再生(修正)**

###1)モーションファイルを追加する
Live2Dサンプルモデルから初音ミクのLive2Dモデルをダウンロードしてきます。
モーションファイルは他のモデルにも流用する事ができます。
解凍した中からmiku_idle_01.mtnをsample/simple/assets/haru配下におきます。
2014-12-15_17h34_47.png
  

###2)simple.htmlを修正する
モーションを再生するにはLive2DFramework.jsが必要になります。

simple.html
<script src="../../lib/live2d.min.js"></script>
<script src="../../framework/Live2DFramework.js"></script>
<script src="src/Simple.js"></script>

###3)Simple.jsを修正する
モデル設定にモーションとモーションマネジャー変数、モーションファイルパスを追加します。

Simple.js・・・38行目辺り
var motion = null;     // モーション
var motionMgr = null;  // モーションマネジャー

/**
* Live2D モデル設定。
*/
this.modelDef = {
    "type":"Live2D Model Setting",
    "name":"haru",
    "model":"assets/haru/haru.moc",
    "textures":[
        "assets/haru/haru.1024/texture_00.png",
        "assets/haru/haru.1024/texture_01.png",
        "assets/haru/haru.1024/texture_02.png"
    ],
    "motion":"assets/haru/miku_idle_01.mtn"
};

テクスチャ読込後、モーション読込み追加します。

Simple.js・・・136行目辺り
// モーションのロード
Simple.loadBytes(modelDef.motion, function(buf){
    motion = new Live2DMotion.loadMotion(buf);
});
motionMgr = new L2DMotionManager();

モーションの再生処理を追加します。

Simple.js・・・196行目辺り
// モーションが終了していたらモーションの再生
if(motionMgr.isFinished()){
    motionMgr.startMotion(motion);
}
motionMgr.updateParam(live2DModel);

これで実行するとモーションが再生されます!
もっと知りたい方はLive2D DocumentのWebGLチュートリアルをご覧下さい。

WebGLのソースに触れよう

ソースを読んでいただくとわかりますが、WebGLのソースも含まれています(glとか)

Simple.js・・・183行目辺り
// 表示位置を指定するための行列を定義する
var s = 2.0 / live2DModel.getCanvasWidth(); 
// canvasの横幅を-1..1区間に収める
var matrix4x4 = [ s,0,0,0 , 0,-s,0,0 , 0,0,1,0 , -1,1,0,1 ];
live2DModel.setMatrix(matrix4x4);
Simple.js・・・230行目辺り
/**
* Image型オブジェクトからテクスチャを生成
*/
Simple.createTexture = function(gl/*WebGLコンテキスト*/, image/*WebGL Image*/)
{
    // テクスチャオブジェクトを作成する
    var texture = gl.createTexture();
    if ( !texture ){
        mylog("Failed to generate gl texture name.");
        return -1;
    }
    // imageを上下反転
    gl.pixelStorei(gl.UNPACK_FLIP_Y_WEBGL, 1);
    // テクスチャのユニットを指定する
    gl.activeTexture( gl.TEXTURE0 );
    // テクスチャをバインドする
    gl.bindTexture( gl.TEXTURE_2D , texture );
    // テクスチャに画像データを紐付ける
    gl.texImage2D( gl.TEXTURE_2D , 0 , gl.RGBA , gl.RGBA , gl.UNSIGNED_BYTE , image);
    // テクスチャの品質を指定する(対象ピクセルの中心に最も近い点の値)
    gl.texParameteri(gl.TEXTURE_2D, gl.TEXTURE_MAG_FILTER, gl.LINEAR);
    // ミップマップの品質を指定する
    gl.texParameteri(gl.TEXTURE_2D, gl.TEXTURE_MIN_FILTER, gl.LINEAR_MIPMAP_NEAREST);
    // ミップマップの生成
    gl.generateMipmap(gl.TEXTURE_2D);

    return texture;
};

ぜひLive2DのソースとともにWebGLにも触れてみて下さい。
行列やテクスチャ読込みは、3Dプログラミングする際にも役に立ちます。
WebGLの勉強をどこから始めてよいかわからない方は、WebGL開発支援サイトがおススメです!
(私自身もWebGLとGLSLを勉強中です)

明日はchanpuさんですね。よろしくお願いします!

2015/01/04追記
興味があれば3DCG MeetUP #05の発表資料 Live2DxWebGLのススメ もご覧下さい。
captcha.png

2015/02/12追記
ADVが簡単に作れるtyranoScriptのLive2Dプラグイン作りました。
使い方などもcodezineに書いたのでご覧下さい。
二次元イラストがぬるぬる動く! Live2DでWebGLアドベンチャーゲームを作ろう

2016/04/05追記
入門スライドも公開しました → Live2D WebGL SDK入門

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