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RailsにA/BテストツールのSplitを導入する

Last updated at Posted at 2013-04-10

以前 「【Railsで】Vanityのセットアップ【A/Bテスト】 」なんていうエントリを投稿しましたが、Vanityあまりメンテされてないし、Rails3対応が大変だし、なんか良くわかんなしということでやめてました。

そこでSplitの登場です。
現在進行形でメンテされていて、当然Rails3にも対応、何よりもRailsだけでなくて、Sinatraとかにも対応しているので、今後はこっちが主流になるでしょう。
ではさっそく。

Splitとは?

これだ。
https://github.com/andrew/split

redisが必要

READMEを読むと「ExtensionsにMongoid対応ありまっせ\(^o^)/」ってノリでリンクが貼られているが、正直おすすめしない。
このツールをフル活用したいのなら、素直にredisを利用することを推奨する。

インストールとセットアップ

Rails3へのインストールが前提に説明する。
といってもGemfileに書いて、bundle installするだけ。簡単。

Gemfile
gem 'split'

ダッシュボード機能も利用するなら以下のように書く。

Gemfile
gem 'split', require: 'split/dashboard'

使い方

splitはviewでもcontrollerでも呼び出せる。
以下のようにして、必要なパターンを記述していく。

# どこかのコントローラー
def index
  # この文言がどこかのビューに入ると仮定してください・・・
  @test_str = ab_test('test_link', "テストです!", "テストだ!")
end

@test_strをビューに埋め込むと、ユーザーのセッションごとに「テストです!」だったり「テストだ!」と表示される。

次にコンバージョンを達成する場所にab_finished()を記述して、データに反映する。

# データを反映させる、どこかの画面
def hoge
  # 第一引数はab_testの第一引数と共通であること
  ab_finished('test_link')
end

ab_finishedに何のオプションも指定しなければ、abテスト用のセッションはリセットされて、再度@test_strの表示がシャッフルされる。

テスト用セッションをリセットしたくない場合

ab_finishedのオプションに:reset => falseを指定する。

ab_finished('test_link', :reset => false)

こうすることで、同一セッションのユーザーはab_finishedを通過したあとでも、ab_testの条件を引きずる。
その後、何度ab_finishedのある画面を訪れてもデータに反映されない。

ダッシュボードを表示する

config/route.rbに以下追加。

route.rb
mount Split::Dashboard, :at => 'split'

railsを再起動して、/splitを訪れればデータを表で確認できます。

まとめ

時代はSplit。

Vanityよりはるかに簡単だし、ドキュメントも整備されているので、ここに書くこともあまりありません。導入まで。

ちゃんとWikiもまとめられているので、詳しいことはそっちを参照してください。
https://github.com/andrew/split/wiki

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