そもそもMDMって?
MobileDeviceManagement
MDMは、携帯電話を管理するサービス及びソフトウェアの総称です。
一概に"管理"と言っても、どういう事ができるのか?
MDMにも、様々な種類がありますが
どのMDMでもできる事をピックアップしてみます。
①携帯電話の状態を取得
携帯の使用状況
ソフトウェアバージョン
SIMの状態(SIMが挿入されていれば番号の表示など)
Jailbreak/root化の状態
インストールされているアプリケーション一覧
インストールされているプロファイル一覧
位置情報(モノによっては移動履歴)
②遠隔ロック・遠隔消去
リモート操作でロック・ロック解除・消去が可能です。
③その他
Android/iOSによって違いはありますが、
・プロファイルの配信・削除
・アプリケーション配信・削除
・パスワードポリシーの設定
などなど、様々な機能が標準で実装されている事が多いです。
様々な機能が盛り込まれています。
MDMを導入するケースの想定
MDMの導入を検討している担当者及び会社としては
「スマートフォンの管理が手動では行き届かない」
というシーンが多いのではないでしょうか。
例えば、社員が200名以上・所有台数300台近くになると
それらの状況を人の手で管理するのは非常に煩雑です。
そこで、MDMを導入しリアルタイムに携帯電話の状況を把握し
・携帯電話が実際に使われているのか
・紛失時にデータが流出したらどうしよう
・スマートフォンの資産管理が煩雑だな
などの様々な問題を解決してくれることでしょう。
その他にも利点があります
AppStoreを開放できるかもしれない
現在社用のスマートフォンを所有している会社の大半が
不要なアプリケーションのインストールを防ぐために
AppStore自体を非表示にするなどの対策をしているかと思います。
これは、ある意味不要なアプリケーションをインストールされる事態を防ぐだけでなく
使用者の意図しないデータの流出やアカウント情報の流出を防ぐ事にも役立っていると思います。
しかし、業務上必要なアプリケーションが後々増えてしまったり
部署別にインストールしなければいけないアプリケーションがあったり
個別にインストールをしなければいけない場合だったりと
手動管理においてとんでもない工数の雑用タスクが舞い込んでくる場合もあります。
そういった場合でも、MDMを導入している事により
支給した端末に何がインストールされているのかを閲覧できる・制御できる
といった意味では、AppStoreを開放しても良いというポリシーの会社もあるかもしれません。
1ライセンス(1台)月額300円などで利用できるサービスもあるので
情シスのアナタも是非MDMを検討しては如何でしょうか。