本コンテンツは、以下の補足資料です。
[Cloud102]#0 環境準備
http://qiita.com/nagahisa/items/c6bd92992eef42dbe53a
なお、設定手順・キャプチャはすべてWindows10 1607用です。
AGENDA
0.はじめに
1.WindowsからのSSHアクセス
2.Bash On Windows環境作成
3.SSHアクセス確認
4.Bash on Windowsのおまけ
0. はじめに
Macbook持っていなくても、iPad(4G)使ったSSHアクセスが確認できます。
ただ操作性を考えるとBT Keyboardを用意するか、キーボード付きPCでSSHアクセスできないとかな〜り厳しいです。
ここでは持っている人が多い Windows NotePCでのSSHアクセス方法をいくつか紹介し、その中の1つを少しだけ深堀します。
1.WindowsからのSSHアクセス
(1)SSHアプリケーション
・Windows環境からのSSHは、TeraTermやPutty(HOL標準)などのアプリケーションを使うやり方が旧来からの方法です。
・鍵ファイルの扱い方がアプリによって異なるので留意してください。
参考:http://dev.classmethod.jp/cloud/aws/aws-beginner-ec2-ssh/
(2)SSHコマンド
・WindowsでもSSHコマンドが使えるようになっています。
これは、[Cloud101]#3 1.(2)でも取り上げました。
http://qiita.com/nagahisa/items/d20c267cbd0d7dea7676
こちらが元ネタです。
http://dev.classmethod.jp/cloud/aws/win32-openssh-was-released/
(3)Bash on Windows
・Windows10 1607から利用可能になった Bash on Windowsはまだベータ版ながら非常便利です。
・"Bash on Windows"は、WSL(Windows Subsystem for Linux)という環境で動くLinux(Ubuntu)なので、一部制約はあるもののUbuntuバイナリがうごく「本物のLinux環境」です。
・今後のCloud102コースで行うハンズオンを AWS VM使わなくても実習できます。(個人Windows PCをネットに繋げられない社内環境でも勉強できます )
2.Bash On Windows環境作成
この環境作成は自宅など安定したネット環境で行ってください。テザリング環境なんかでやるとすぐにパケ死します。
(1)CoEmu導入(オプション)
・"Bash on Windows"は cmd.exe (Windowsコマンドプロンプト)経由で利用しますが、cmd.exeに問題が多いので使いやすくするアプリケーションです。
cmd.exeでも動きますが、日本語画面表示がずれるなど、ちょっとイケテナイです。
・以下参考に導入します。
https://github.com/Maximus5/ConEmu
(2)Bash on Windows導入
たくさんのネット情報がありますが、信頼できるClassMethodさんのブログにも記述あります。
この記事は "Bash on Windows"でAWSCLIを使う例ですので、Macbook持ってない方も、「Cloud102 #0-2 (補足)環境準備: AWS CLI」がそのまま試せます。
(3)Bash on Windowsの起動
・cmd.exeの代わりにConEmuを起動します
3.SSHアクセス確認
環境ができたら、本編で作成したAWS VMに SSHアクセスしてみましょう。
・ここではWindowsの"kenzo"ユーザのDownloadフォルダにある秘密キーを ~/.sshディレクトに格納しています。
・SSHコマンドで秘密キーを指定してAWS VMにSSHアクセスします。
4.Bash on Windowsのおまけ
AWS VMアクセスが確認できたら、Bash on Windowsに戻ってちょっと触ってみましょう。
(1) Python/perlはあります。他はapt-getで。
Python2.7.6が入ってます。当面これで十分です
その他のツールもLinuxのお作法(Ubuntu apt-getとか)で簡単に導入できます。
(2)pingなどはできません。でもネットワーク関連ツールは使えます。
2016/10/2時点でまだ pingなどは使えません。でもちゃんとネットワーク関連ツールは使えます。
(3)python ワンライナーWebサーバ
いつも動作確認に使っている、pythonワンライナーWebサーバもちゃんと動きます。
Enjoy!