概要
AWS(Amazon EC2)でWebサーバーを構築する方法です。
EC2のインスタンス設定を行うことでwebサーバーを構築することができます。
EC2のインスタンス設定
最初にEC2のインスタンスを設定します。インスタンスは仮想サーバーのことです。
初期状態では、FTPクライアントでの接続ができなかったり、Apachもインストールされていないため、必要なパッケージをインストールします。
1. インスタンスの作成する
EC2には、サーバーも自分で立ち上げることができます。
最初にAmazon EC2 コンソールを開いて、「インスタンスの作成」をクリックします。
1-1. AMIの選択
「Amazon Linux AMI 2017.03.1 (HVM), SSD Volume Type」を選択します。
1-2. インスタンスタイプの選択
「t2.micro」を選択します。
1-3. インスタンス作成の確認
「起動」をクリックします。
1-4. キーペアの作成
「新しいキーペアの作成」を選択し、「キーペア名」を入力します。
キーペアのダウンロードをクリックし、ファイルをダウンロードします。
インスタンスの起動をクリックします。
2. インスタンスにssh接続する
インスタンスを用意しても、簡単にsftp接続などは設定をする必要があります。
そのため、まずはssh接続できるように設定します。
2-1. ダウンロードしたキーの場所を変更
ダウンロードしたキーをrootの「.ssh」のフォルダに移動します。
隠しファイルが非表示になっている場合は、表示にしてから移動、もしくはターミナルから移動します。
2-2. ダウンロードしたキーの権限を設定
ターミナルから下記のように入力してキーの権限を400に設定します。
(パスは適時書き換えてください。)
chmod 400 ~/.ssh/mykeypair.pem
2-3. インスタンスに接続
ターミナルから下記のように入力してssh接続します。
ssh -i ~/.ssh/MyKeyPair.pem ec2-user@{IP アドレス}
初めての場合は
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)?
と聞かれるのでyesを入力します。
すると、
__| __|_ )
_| ( / Amazon Linux AMI
___|\___|___|
上記の表示がされると、接続完了です。
終了したい場合はexitと書けばssh接続が終了します。
3. Apachのインストール
Apachをインストールします。
3-1.インストール
下記のコマンドを入力し、Apachをインストールします。
sudo yum -y install httpd
3-2. 起動
下記のコマンドを入力し、Apachをインストールします。
sudo service httpd start
3-3. インスタンスが起動したらApachも起動
インスタンスを起動したら自動的にApachが起動するようにします。
sudo chkconfig httpd on
3-4. 確認
下記のコマンドを入力し、きちんと設定できているか確認します。
chkconfig --list httpd
httpd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
4. sftpの接続を許可する
標準ではec2ユーザーはファイルのアップロードができないので、権限を変更します。
sudo su
chmod -R 755 /var/www/html
chown -R ec2-user /var/www/html
5. HTTPの表示を許可する
インスタンスのページの説明タブから「セキュリティグループ/launch-wizard-1」をクリックします。
次に「インバウンド」のタブから「編集」をクリックし、httpを追加します。
確認
IPv4 パブリック IPでアクセスすることで画面が表示されます。
参考情報
用語説明
用語 | 説明 |
---|---|
IPv4 パブリック IP | インターネットから到達可能な IPv4 アドレス |
参考サイト
Linux 仮想マシンの起動
https://aws.amazon.com/jp/getting-started/tutorials/launch-a-virtual-machine/
AWS EC2でWebサーバーを構築してみる
http://qiita.com/Arashi/items/629aaed33401b8f2265c