SEIL で OPEN IPv6 DDNS for NGN の DDNS 機能だけを使う

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残念ながら、SEILでは IPsec や L2TPv3 にてホスト名(FQDN)を用いることができないため本家ページに記載されている Cisco や YAMAHA のように OPEN IPv6 DDNS を使った L3-VPN 構築といったことはできません。
がしかし、簡単便利な DDNS サービスの部分のみを活用することは可能です。IPoEを契約していれば、名前をさくっと振って簡単メンテの上でお外のIPv6環境からSSHなどでホスト名を用いてアクセスすることができます。

SEILテクニカルマニュアル - 設定・運用 - モニタ
SEILテクニカルマニュアル - 設定・運用 - モニタ - 監視対象のイベントの詳細

ここに記載されている"任意のホストのping応答"の監視機能を用いて、あるホスト名のIPv6アドレスを定期的に更新するようにしてみます。以下の手順では、SEIL で NGN IPv6 ネイティブ (IPoE) 接続を試すなどを参照して既に IPoE な IPv6 環境の設定がなされているものとして話を進めます。

まずは適当に名前を登録しましょう. その際に「更新専用アドレス」を控えておきます(赤枠部分)。
renew_ipv6_addr.png

これに従って、SEILに以下の設定を追加します。

monitor enable
monitor source add OPENIPv6 type ping target-host ${"専用更新アドレス"をここに埋める} description "renew openipv6" watch-interval 60 trigger up event enable
monitor source-group-name add OPENIPv6_mongrp
monitor source-group OPENIPv6_mongrp source add OPENIPv6
monitor binding add OPENIPv6_bind source-group OPENIPv6_mongrp

更新間隔を変えたい場合は、watch-interval60 (秒)としている部分を任意の値に変えると良いでしょう。 本来この設定は、監視した結果をログやらSNMP Trapで飛ばすための機能ですが、ここでは定期的にICMPv6 Echo Requestを送る機能のみを流用します。

最初の1発目の ping が送信されると以下のログが出力され、更新は開始されたことを確認できます。1回目以降は特にログは出ないため Web UI にて確認が必要です。

# show log
(中略)
593 Sep 20 21:09:20    info system evstatmgrd: info: monitor source ping: host 2409:11:c0e0:4b2:XXXX:XXXX:XXXX:XXXX is unknown->up
(中略)

OPEN IPv6 DDNS の WebUIでも以下の様に更新されているのが確認できます。ここでは末尾":1299"のIPv6アドレスを持つSEILからmonitor機能を用いて正しくホスト情報を更新できていることが確認できます。

renewed_ipv6_addr.png

末尾":aa40"はテスト・登録用の別端末。この端末から更新専用アドレスに ping6 を打って上書き→1分程度後に":1299"に更新されるかを見て動作確認