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CHIRIMENでWebGPIOにハローワールドしてみた #ChirimenBoard

Last updated at Posted at 2016-10-01

手に入れてからしばらく経つけど、ようやくサクッとまとめました...!

WebGPIO

navigator.requestGPIOAccess()が使えるようになります。その名の通りGPIOにJSからアクセスできるようにするための規格です。

Webブラウザの標準にしたいねってところでW3CのDraftにあがってます。

CHIRIMENとは

WebGPIOが使えるJavaScriptボード!

JavaScript好きな人でIoTやりたい人は胸アツだと思います。

CHIRIMEN はセンサーやアクチュエーターなどの物理デバイスを Web 技術だけで制御することができる開発環境で、ボードコンピュータとその上で動作するソフトウェアを含めた総称です。ボードコンピュータとしてのハードウェア、その上で動作する Boot to Gecko ソフトウェア、センサーや物理デバイスを JavaScript から制御するための WebGPIO や WebI2C といった低レベル API の実装などが含まれており、日本で誕生したCHIRIMEN Open Hardwareというコミュニティによって開発され、CHIRIMENというコードネームがつけられました。

メイカーフェアTOKYO 2016やイベントで買えました。
(販売は現状どうなってるんだろ)

さっそくLチカまでしてみる

ファームウェアが書き込まれているものを前提に進めます。

準備

CHIRIMEN Hello worldを見ながら進めます。

  • FireFoxをインストールします。

僕はFireFoxのDeveloperEditionを使ってるので青いです。

  • FireFox WebIDEを起動

右上の地球マークっぽいアイコンをクリックすると起動できます。

  • プロジェクトのテンプレートを作る

__新規アプリ > テンプレートを選択 > Hello World__を選択します。
__プロジェクト名__には任意の名前を入れましょう。今回はfirstprojectとしました。
OKを選択し、ファイルを任意の場所に保存します。
 

  • CHIRIMENを起動

ACアダプタで電源につなげます。

  • microUSBでCHIRIMENとPCを接続

  • ADBコマンドでFireFoxOSと接続する

adbはAndroid開発で利用するコマンドです。
最近だとAndroidStudioなどをインストール(&パス設定)していると使えます。
ない人は入れましょう。

$ adb devices

List of devices attached
0123456789	device

WebIDEを見るとUSBデバイスの項目にCHIRIMENと表示されます。

これで接続できました。

Lチカのコーディング

ここのコードが元になっています。

まずJSフォルダを作成し、webgpio.jsworker.jsをコピーして作成します。

index.htmlを書き換えます。

ちなみにworker.jsはwebgpio.jsの中から呼び出してるのでHTML側に記載はしません。

index.html
<!doctype html>

<html>
    <head>
        <meta charset="UTF-8" />
        <meta name="viewport" content="width=device-width, user-scalable=no, initial-scale=1">
        <title>LED Blink</title>
        <script src="./js/webgpio.js"></script>
        <script src="./app.js"></script>
    </head>

    <body>
    </body>
    
</html>

これで読み込み準備完了です。

app.jsを書き換えます。

app.js
'use strict';

window.addEventListener('load', function (){

// WebGPIO LED Blink
  navigator.requestGPIOAccess()
    .then(gpioAccess=>{
      var port = gpioAccess.ports.get(198);
      var v = 0;
      return port.export("out").then(()=>{
        setInterval(function(){
          v = v ? 0 : 1;
          port.write(v);
        },500);
      });
  });
}, false);

これでコード側は準備完了です。

配線する

ボードの裏側に対応表が書いていますがCN1-1(GND)CN1-9(SPI0_RX)にLEDを接続します。

app.js内でgpioAccess.ports.get(198);として198を指定してますが、ソースコードで確認すると198が9番ピンということがわかります。

  • 対応コード
・
・(省略)
・
    PORTS: {
      256: { portName: 'CN1.I2C2_SDA', pinName: '2', },
      257: { portName: 'CN1.I2C2_SCL', pinName: '3', },
      283: { portName: 'CN1.UART3_RX', pinName: '4', },
      284: { portName: 'CN1.UART3_TX', pinName: '5', },
      196: { portName: 'CN1.SPI0_CS',  pinName: '7', },
      197: { portName: 'CN1.SPI0_CLK', pinName: '8', },
      198: { portName: 'CN1.SPI0_RX',  pinName: '9', },
      199: { portName: 'CN1.SPI0_TX',  pinName: '10', },
      244: { portName: 'CN1.SPI1_CS',  pinName: '11', },
      243: { portName: 'CN1.SPI1_CLK', pinName: '12', },
      246: { portName: 'CN1.SPI1_RX',  pinName: '13', },
      245: { portName: 'CN1.SPI1_TX',  pinName: '14', },
      163: { portName: 'CN2.PWM0',     pinName: '10', },
      253: { portName: 'CN2.I2C0_SCL', pinName: '11', },
      252: { portName: 'CN2.I2C0_SDA', pinName: '12', },
      193: { portName: 'CN2.UART0_TX', pinName: '13', },
      192: { portName: 'CN2.UART0_RX', pinName: '14', },
      353: { portName: 'CN2.GPIO6_A1', pinName: '15', },
    },
・
・(省略)
・

### 起動してみる

WebIDEでUSBデバイスのCHIRIMENを選択すると、再生ボタンがアクティブになるので押しましょう。

エラーなどがなければ無事にLEDがチカチカします!

フロントのJSだけでいけるなんてすごい。。

##まとめ

さくっとやってみたまとめですが、フロントのJavaScriptとの組み合わせ方は基本的に自由になるCHIRIMENなのでもっとWeb開発の知見を入れ込んだ事例を出してみたいですね。

例えばReactからモーター制御...とかCSSでLEDを光らせる...とかできたら楽しそう笑

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