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ESLint v5.14.0

Last updated at Posted at 2019-02-16

v5.13.0 | 次 v5.15.0

ESLint 5.14.0 がリリースされました。
小さな機能追加とバグ修正が行われました。

そろそろ 6.0.0 の足音が聞こえ始めています (リリースは Node 6 が EOL になる頃でしょう)。6.0.0 では、プラグインを読み込むときに、それが書かれた設定ファイルの場所から検索するようになる予定です。共有設定がプラグインに依存しやすくなりますね。 EDIT(2019/04/04): 残念ながらこれは ESLint 6.0.0 に間に合いませんでした。

質問やバグ報告等ありましたら、お気軽にこちらまでお寄せください。

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🚀 本体への機能追加

#11288: 検証ルールの meta.schema の型定義にて default キーワードを利用できるようになりました。

プラグイン開発者向け。

各ルールの meta.schema の型定義にて default キーワードを利用できるようになりました。
これを指定すると、ユーザーが指定しなかったオプションについて、自動的に default 値が適用されます。

詳細は Ajv のドキュメント を参照ください。

#11332: eslint --init の振る舞いが少しだけ変わりました。

質問内容が変わりました。
また、Vue.js 関連の設定を行うための選択肢が追加されました。

#11384: globals の設定で文字列定数を使えるようになりました。

前回、globals の設定で文字列定数を使えるようになりましたが、これを受けて、

  • readable が読み取り専用を表すのは変じゃない?
  • writeable じゃなくて writable では? (実際にはどちらも正しい)

という話が出てきまして、readonlywritable が追加されました。
既存の定数も引き続き利用できますが、公式には readonlywritable が正規です。

💡 新しいルール

特になし。

🔧 オプションが追加されたルール

特になし。

✒️ eslint --fix をサポートしたルール

#11301: prefer-destructuring

分割代入を強制するルールに自動修正機能が追加されました。
(配列は修正しないみたい)

const foo = object.foo;
// ↓↓↓↓ 自動修正 ↓↓↓↓
const {foo} = object;

⚠️ eslint --fix をサポートしなくなったルール

#11365: prefer-spread

prefer-spread ルールの自動修正機能が削除されました。

自動修正によってコードが壊れるコーナーケースが見つかり、静的検証ではその場合を見分けることが不可能であったためです。

foo.apply(null, { length: 10 })
// ↓↓↓↓
foo(...{ length: 10 })

Function#apply は第2引数に Array-like オブジェクトを受け取ることが可能な一方、スプレッド構文では Iterable なオブジェクトしか受け取れません。第2引数が変数であった場合に、それが Iterable かどうかを見分けられないので、自動修正しないことになりました。

⚠️ 非推奨になったルール

特になし。

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