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ESLint v3.1.0

Last updated at Posted at 2016-07-16

v3.0.0 | 次 v3.2.0

ESLint 3.1.0 がリリースされました。
小さな機能追加といくつかのバグ修正が行われています。

質問やバグ報告等ありましたら、お気軽にこちらまでお寄せください。


:sparkles: コアへの機能追加

#3307: Lint 結果にて問題の位置を範囲指定できるようになった

この機能はプラグインやカスタム ルール、およびエディタ連携ツールの開発者向けです。

従来、Lint 結果の各問題は位置情報 (行番号と列番号) を持っていました。これは CLI ツールとしては問題ないのですが、エディタ上に問題を表示する際に不便でした。現状のエディタ連携ツールでは、示された位置にある単語に赤線を引いたり、行全体に赤線を引いたりと工夫しています。

v3.1.0 より、Lint 結果の各問題は範囲情報 (開始位置と終了位置) を持つことができるようになりました。詳細は #6640 を御覧ください。

:bulb: 新しいルール

#6066: multiline-ternary

JSCS JSCS 互換ルールです。
三項演算子を使うとき、必ず改行するように矯正します。

/*eslint multiline-ternary: error*/

// ✔ GOOD
var a = foo > bar ?
    value1 :
    value2;

var b = foo > bar
    ? value1
    : value2;


// ✘ BAD
var c = foo > bar ? value1 : value2;

:wrench: オプションが追加されたルール

#4133: spaced-comment

複数行コメントの末尾スペースに関するオプションが追加されました。
従来は末尾スペースの有無をチェックしていませんでしたが、このオプションを使うと末尾スペースの有無と先頭スペースの有無がマッチしているかどうかチェックします。

/*eslint spaced-comment: [error, always, {block: {balanced: true}}]*/

// ✔ GOOD

/* this is a comment */

// ✘ BAD

/* this is a comment*/
/*this is a comment */

3.1.0 現在、なんかバグってる... :sweat:
→ 3.1.1 で修正されました :clap:

#5613: key-spacing

単一行のオブジェクト リテラルと複数行のオブジェクト リテラルで異なる設定をできるようになりました。

/*eslint key-spacing: [error, {
    singleLine: {beforeColon: false, afterColon: true},
    multiLine: {beforeColon: true, afterColon: true, align: colon}
}]*/

// ✔ GOOD
var obj = {one: 1, two: 2, three: 3};
var obj2 = {
    two   : 2,
    three : 3
};

// ✘ BAD
var obj = {one : 1, two : 2, three : 3};
var obj2 = {
    two: 2,
    three: 3
};

:pencil: 新たに 1 つのルールが eslint --fix をサポートした

  • #6639: no-var - (ただし再宣言されていたり、スコープ外から参照されていたりする場合を除く)
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