ESLint v2.6.0 released: https://t.co/jALdJMns4t
— ESLint (@geteslint) April 1, 2016
小さな機能改善といくつかのバグ修正が行われました。
前回のマイナー リリースから2週間経っていませんが、要望が強かったため前倒しでリリースされました。
質問やバグ報告等ありましたら、お気軽にこちらまでお寄せください。
- 日本語の Issue 管理リポジトリ: https://github.com/eslint/eslint-jp
- チャット: https://gitter.im/eslint/eslint-jp
以下はピックアップです。
#5175, #5468, #5644: 共有設定・プラグインの検索ロジックを改善
- npm dedup 関連で読み込みが上手く行かなくなる場合がありました。
-
$NODE_PATH
環境変数で指定されたディレクトリにあるモジュールを検索するようになりました。 - Windows で npm の Scoped Package として公開されているプラグインや共有設定のファイルを読めなかった問題を解決しました。
#5612, #5658, #5745: JSDoc 周りを改善 (valid-jsdoc)
- モジュール名等にハイフンが使えるようになりました。
- 複雑な型を書くと eslint がクラッシュすることがありました。
- 今までデフォルト・パラメーター構文を使うと、
@param
が無くても警告されていませんでした。
オプションが追加されたルール
#5594: prefer-const
ES6 Destructuring Declarations/Assignments 構文を利用した時、Destructuring の内部に const
にすべき変数とできない変数が混在した場合に、const
にすべき変数であっても無視するオプションが追加されました。
let {a, b} = obj; // この `b` を警告するかどうかを選べるようになりました。
// デフォルトでは警告されます。
a = a + 1;
個人的には追加したくなかったオプションだったりします。
#5685: complexity, max-depth, max-nested-callbacks, max-params, max-statements
max
オプションが追加され、従来の maximum
オプションは非推奨になりました。
ESLint 全体で max
を使うルールと maximum
を使うルールが混在しており、統一感がなかったためです。
今後は max
に統一していきます。