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Sinatra-ActiverecordをHerokuにPushする

Last updated at Posted at 2014-05-16

sinatra/activerecordを使ってDB操作するプログラムをHerokuへアップロードする際のメモ。
Herokuでアカウントを作っていることが前提。

Herokuの設定

まず、Herokuにpostgresqlをアドオンする。
Herokuのマイページにログインして、「Add-ons」タブをクリックして、Heroku Postgresを選択するとアドオンできる。Hobby Devプランだと無料で20コネクション、1万行まで利用できる。
アドオンすると、HEROKU_POSTGRESQL_(COLOR)_URLというデータベース名(ショートカット名)が割り当てられる。

ちなみにローカルマシンの端末から下記コマンドでもアドオンできる。

$ heroku addons:add heroku-postgresql
...
Attached as HEROKU_POSTGRESQL_YELLOW_URL
Database has been created and is available
....

次に、Herokuでは、HEROKU_POSTGRESQL_(COLOR)_URLDATABASE_URLにマッチングすることを推奨しているので、その通りにする。コマンドは以下。

$ heroku pg:promote HEROKU_POSTGRESQL_(COLOR)_URL

これで、一旦HerokuのPostgresqlの設定を確認する。

$ heroku config
=== herokuapp Config Vars
DATABASE_URL:	                postgres://〜
HEROKU_POSTGRESQL_(COLOR)_URL: postgres://〜
....

となっていればOK。
ちなみに、postgresのURLの意味は

postgres://username:password@host:port/databasename

DBの接続設定とマイグレーション設定

Activerecordを使って、DBの接続設定を行い、マイグレーションしてDBテーブルを作成する。
事前に$bundle exec rake db:create_migrationでマイグレーション用ファイルを生成しておきましょう。

まず、Activerecordの接続設定を行う。先ほど設定してDATABASE_URLを使う。ローカルの開発環境のDB接続設定も合わせてURL表記にして、||でつなげておく。
もしくは、ローカル環境の環境変数にもDATABASE_URLを設定しておいてもよい。

ActiveRecord::Base.establish_connection(ENV['DATABASE_URL'] || 'sqlite3://localhost/***.db')
ActiveRecord::Base.establish_connection(ENV['DATABASE_URL'] || 'postgresql://username:password@localhost:5432/databasename')
require 'dotenv'  # .envファイルを読み込めるgem
Dotenv.load
ActiveRecord::Base.establish_connection(ENV['DATABASE_URL'])

HerokuはDB接続を自動でコネクションを切断しないため、数回(5回?)のアクセスで、ActiveRecord::ConnectionTimeoutErrorが発生して、Internal Server Errorとなる。ソース内でconnectionを切断するように設定する必要あり。ひとまず、config.ruにActiveRecord::ConnectionAdapters::ConnectionManagementを読み込ませておくと解決する。詳細は勉強中です。

config.ru
require './app'

use ActiveRecord::ConnectionAdapters::ConnectionManagement

run Sinatra::Application

HerokuへのアップロードとDBマイグレーション

ここまでできたら、Herokuへアップロード。その前に、.gitignoreにアップロードしないファイルを記述しておく。
最低限以下3つは書いておくと良い。

.gitignore
/vendor/bundle
/.DS_Store
/.env
$ git add .
$ git commit -m 'comment'
$ git push heroku master

アップロードしたら、HerokuのDBをマイグレーションする。

$ heroku run bundle exec rake db:migrate

これでOK。マイグレーションには、sinatra/activerecord/rakeを使うので、bundle exec を指定しないとエラーとなる。

注意点(ハマったこと)

  • 最初はdatabase.ymlを使おうとしたが、どうやらHerokuでは、database.ymlを自動で生成するらしく、手動設定しても意味が無いみたい。結局、URL指定のやり方しかできなかった。

  • Heroku上でのマイグレーションは、ちゃんとbundle execしましょう。

  • ローカル環境では、ActiveRecordのコネクションを自動切断してくれるが、heroku-postgresは自動切断してくれない。自分でコネクション切断処理を書かないとダメ。これに一番ハマった!!

  • pushと同時にbundle installをするらしく、gemのバージョンを揃えるにはGemfileにバージョンもちゃんと指定しておく必要あり。

  • .gitignoreは、一度commitしたものには反映されないので、一旦$git rm --cached しておく必要あり。gitで管理しているファイル一覧を見るコマンド$git ls-filesで内容を確認しましょう。

  • テーブルを作り直す場合は、一旦DBを消去する必要あり。

       $ $heroku pg:reset DATABASE_URL --confirm app
    
  • Herokuではsinatra/reloaderが使えない。当たり前ではあるが。
    ローカルでは利用したいので、以下のようにしてみた。

if(ENV['RACK_ENV']=='development')
  require 'sinatra/reloader'
end

その他

Herokuでよく使うコマンド。

  • Herokuのタイムゾーンを東京にする。

      $ heroku config:add TZ=Asia/Tokyo
    
  • Herokuのログを見る。

      $ heroku logs
    

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