この記事は MySQL Casual Advent Calendar 2015 の2日目です。
最近 MySQL Casual Talks vol.8 で小規模な環境について特集したわけですが、実は初参加という人が半数近くいらっしゃいました。
そういう事もあって、これからMySQLを使ってみようという人も実は増えてきているのではと勝手に思っています。
そういう人にとって、自分でMySQLをセットアップして運用するのは大変な作業だと思います。
かと言って、RDSのようなサービスはちょっと大鉈過ぎるので、気軽に使えて安い(できれば無償)MySQL環境には一定の需要があるかなと。
そんなわけでこのエントリではカジュアルユーザのためのMySQL環境構築について書きます。
無償で使える MySQL as a Service
- 上記のとおり、MySQLを自分でインストールしてウンヌンするのはカジュアルユーザにとっては大変です。そこで欲しくなるのがMySQL as a Serviceなわけですが、ClearDB を使うとお気楽です。
- ClearDBのサービスを使うと、コマンドかUIからポチッとやるだけでMySQLの環境が手に入ります。
- ClearDBを直接使うのもいいのですが、クラウド各社がサードパーティ製として提供しているものにはFreeプランがあるのでそれを使うとお金がかからないのでより気軽でしょう。
代表的な各サービスでの提供形態
-
Heroku
-
addonにてClearDBが提供されています。
-
Igniteというプランで 5MB まで無料です。
-
それ以上使う場合、10GBまでを上限としたプランもあるので、ちょっと増えても安心です。
-
BlueMix
-
サードパーティサービスとしてClearDBが提供されています。
-
Spark DBというプランで 5MB まで無料です。
-
が、このプランしかなく、これ以上必要になる場合はUpgrade先がないのが残念です。
-
Azure
-
UIに統合されて "MySQLデータベース" メニューとして提供されています。
-
火星プランが 20MB まで無料です。
-
共有型と占有型があり、最大1TBまでのプランがあるので、大きくなっても受け入れられるようにはなっています。
と、各社いろいろあるわけですが、DBaaSとしてMySQLを使いたい場合実はAzureが無料で20MBまで使えるのでお買い得(どれも無料だけど)になっていますね。
そんなわけで今回はAzureでどうやるかをスクショ交えてまとめます。
AzureでMySQLを使う
-
ポータルに "MySQL データベース" という名前でメニューがあるので開きます
-
必要項目を入力しつつ、"火星"を選択(なんでTitanだけTitanなのかは謎)して作成
-
作成するとダッシュボードにリンクができます
-
こんな感じに
-
ダッシュボードのリンクを開くと利用状況が見られます
-
接続文字列とかもコピペ出来るようになってるのがカジュアルです^^
-
ターミナルから接続してみると、こんな感じです。
終わりに
- インストールせず、運用せず使えるMySQLはカジュアルユーザにとても優しいので初心者も安心ですね。
- MySQL始めの一歩を踏み出したいという方は、こういうやり方で触り始めるのがいいと思います。
- 次の記事は決まっていません。。。是非こういうゆるい感じで構わないので奮ってご参加頂けると嬉しいです!
- 参加登録はこちら -> MySQL Casual Advent Calendar 2015