概要
EV3があればJavaでロボットの組み込みプログラミングに挑戦できます!
leJOSはJavaでmindstorm-EV3を制御するためのシステムです。
EV3に専用のOSをインストールすることで簡単にJavaによるEV3の制御を楽しむことができます。
この記事では前編、後編の2回にわけて環境構築方法を解説します。
前編ではインテリジェントブロック本体へのLeJOSインストール方法を解説します。
環境
- mindstorm-EV3
- PC : MacBook OS X
##必要なもの
- LEGO mindstorm-EV3
- USBドングル
BUFFALO WLI-UC-GNM2 - microSDカード
Verbatim SDHC8GYVB1
USBドングル、microSDカードについてはお手持ちのものをお使い下さい。
leJOSインストール手順
leJOSのダウンロード
https://sourceforge.net/projects/ev3.lejos.p/files/
URLから最新のleJOS_EV3_0.9.1-beta.tar.gzをダウンロードし、解凍します。
microSDカードにイメージファイルを書き込む
先程のファイル内のsd500.zipを解凍するとイメージファイルsd500.imgが出てきます。
これをmicroSDカードに書き込みます。書き込みにはEtcherを使いました。
必要なファイルをmicroSDカードに保存
先程のleJOS_EV3_0.9.1-beta.tar.gzを解凍したファイルの中にあるlejosimage.zipを解凍します。解凍先のフォルダに移動し、これらのファイルを全てmicroSDカードのルートディレクトリに保存します。
次にlejos用のJavaをOracle JRE(下記URL)からダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/embedded/downloads/javase/javaseemeddedev3-1982511.html
ダウンロードにはアカウント登録が必要です。
ダウンロードしたファイル(ejre-7u60-b19-ejre-7u60-fcs-b19-linux-arm-sflt-headless-07_may_2014.tar.gz)を解凍せずにmicroSDカードのルートディレクトリに保存します。
この時点でmicroSDカードのファイル構成はこうなっているはずです。
起動
SDカードをEV3に挿入して起動させます。最初はモジュールのインストールなどに時間がかかるため10分くらい立つと起動します。
WiFiの設定
leJOSをネットワークに接続しましょう。USBドングルをEV3本体に挿し、画面のWiFiボタンを選択します。GUIに従ってネットワークのSSIDを入力すればネットワークに接続されIPアドレスが表示されます。
IPアドレス(192.168.2.91)が表示されています。
SSH接続
$ ssh root@192.168.2.91
root@192.168.2.91's password:
root@EV3:~#
デフォルトでパスワードは設定されていません。IPアドレスは各自の環境に置き換えて下さい
まとめ
leJOSではデフォルトでいくつかのサンプルコードが入っています。画面のSamplesを選択して色々と試してみると面白いでしょう。
環境構築はそれほど難しくないので是非試して見て下さい。
参考
https://sourceforge.net/p/etroboev3/wiki/lejosev3_mac_eclipse_section02/