Laravel5.1でbladeテンプレートを用いてPDFを作る

Laravel(PHP)でbladeテンプレートを用いたPDFを作りたい、と色々なライブラリを試してみた結果、何だかんだでTCPDFが一番しっくりと来たのでメモしてみます。

ComposerからTCPDFをインストール～日本語TrueTypeフォントのインストールまではこちらの記事を参考にさせて頂きました。
Laravel 4.2のPDFファイル作成 - Qiita

先に挙げたURLを参考にTCPDFをインストールしたLaravel5.1.27(LTS)の環境で、PDFを作ってみます。
任意のControllerのuse句に
use TCPDF;
として、次のような関数を作ります。

HogeController.php

    public function getPrint()
    {
        //PDF作成
        $pdf = new TCPDF();
        //フォント名,フォントスタイル（空文字でレギュラー）,フォントサイズ
        $pdf->setFont('ipaexg','',10);
        //ページを追加
        $pdf->addPage();
        //viewから起こす
        $pdf->writeHTML(view("hoge.print")->render());
        //第一引数はファイル名、第二引数で挙動を指定（D=ダウンロード）
        $pdf->output('hoge' . '.pdf', 'D');
        //今回は適当にブラウザバック
        return Redirect::back();
    }

これでroutes.phpに
Route::controllers(['hoge' => 'HogeController']);
等のルートを書いてあげれば、ブラウザからbladeテンプレートで作成したhoge.pdfをダウンロードさせる事ができます。

また、サーバー上にPDFファイルを保存しながらダウンロードをさせたい場合は、

    //中略
    $pdf_path = storage_path() . '/hoge.pdf';
    $pdf->output($pdf_path, 'F');
    return Response::download($pdf_path);

で出来ます。
TCPDFのパラメータ等はこちらの日本語訳がとても参考になります。
TCPDFマニュアル（勝手訳）

また、TCPDFは外部CSSを読み込むものの、bootstrapのような複雑なCSSは読んでくれないという都合上、PDF出力用のbladeテンプレートを作ってあげる必要があります。
2015/12/30現在の最新版ではmargin: 0 auto;の様なセンタリングが効かなかったりするので、tableタグで無理やり配置する必要がありますが、帳票のような物なら短期間で作成可能だと思います。

以上です。