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Homebrewインストールとオペレーション

Last updated at Posted at 2014-08-25

Macのパッケージ管理をHomebrewで行う。

環境

項目 内容
Hardware MacBook Air 11-inch, Mid 2011
-> MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 ports)
Mac OSX Lion -> Mountain Lion -> Mavericks -> Yosemite -> El capitan -> Sierra
Homebrew 関連ディレクトリ /usr/local (bin, Homebrewなど)
/usr/local/Celler

用語

項目 内容
brew ビルドする(本来の意味は「醸造する」)
Celler パッケージインストール先(「酒蔵」)
Formula パッケージとインストールスクリプト(「調理法」)

ドキュメント(英語)

1. インストール

以下、インストール手順。

1.1. 事前準備

  1. Xcodeとコマンドラインツールをインストール(ダイアログが起動するので「Get Xcode」)
$ xcode-select --install

1.2. Homebrew インストール

  1. 以下のコマンドを実行してインストール

    $ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
    
  2. インストールが成功したか以下を実行してチェックする

    $ brew doctor
    Your system is ready to brew.
    
  • 警告が出たらメッセージに従って解消する。

1.3. 公開リポジトリの追加

  1. Homebrew Services
  • FormulaとmacOSのlaunchctlマネージャの統合機能
  • サービスの起動制御ができる
$ brew tap homebrew/services
  1. Homebrew Cask
  • macOSアプリやバイナリ用の拡張
  • アプリ実体は/Applications/{アプリ}にインストールされる。以前は別の場所だったため、アップデートの場合には入れ直しなどの対処が必要。
  • ※ アプリのアップデートなどで上手くいかないことがあるので、個人的には使わない。
$ brew tap caskroom/cask
  1. rmtree
  • 依存関係を含めて削除する拡張
$ brew tap beeftornado/rmtree

2. コマンド

2.1. Homebrew Core

コマンド 内容
brew list インストールされているformulaの一覧を表示する。
brew search text
brew search /text/
formulaを検索する(インストール有無に関わらず)。
textは任意の文字列、/text/で正規表現を使用できる。
brew outdated 更新のあるfomulaを調べる。
brew update homebrewを最新バージョンにする。
brew upgrade インストールされているfomulaを最新バージョンにする。
brew info {formula名} formulaの情報を表示する
(バージョン、インストール状態、インストールオプションなど)。
brew install {formula名} formulaでパッケージをインストールする。
brew uninstall {formula名} formulaでパッケージをアンインストールする。
brew link formula fomulaのリンクを作成する。
インストールでシンボリックリンク作成に失敗することがあるが、
そのときは画面のメッセージに従いリンクを作成する。
brew tap リポジトリを一覧する。
brew tap {ユーザー名}/{リポジトリ名} 公開リポジトリを追加する。
ユーザー名"homebrew"は公式。
brew untap {ユーザー名}/{リポジトリ名} 追加したリポジトリを削除する。

2.2. Homebrew Services

コマンド 内容
[sudo] brew services list ログオンユーザー(sudoをつけるとroot)の起動サービスの一覧を表示する。
[sudo] brew services run {formula名}|--all ログオン時(sudoの場合はboot時)の自動起動なしでの、サービス起動。
[sudo] brew services start {formula名}|--all ログオン時(sudoの場合はboot時)の自動起動を設定し、サービス起動。
[sudo] brew services stop {formula名}|--all サービス停止。
[sudo] brew services restart {formula名}|--all サービス停止後、ログオン時(sudoの場合はboot時)の自動起動を設定し、サービス起動。
[sudo] brew services cleanup 未使用のサービス削除。

2.3. Homebrew Cask

コマンド 内容
brew cask list caskでインストールされているアプリの一覧を表示する。
brew cask search
brew cask search text
brew cask search /text/
アプリのcaskを検索する。(インストール有無に関わらず)
textは任意の文字列、/text/で正規表現を使用できる。
指定しなければ全て表示する。
brew cask install {cask名} caskを指定してアプリをインストールする。
brew cask reinstall {cask名} caskを指定してアプリを再インストールする。
brew cask uninstall {cask名} caskを指定してアプリをアンインストールする。
brew cask create {new-cask名} caskが用意されていない場合、新たにcaskを作成する。

2.4. rmtree

コマンド 内容
brew rmtree {formula名} 依存関係を含めて削除
brew rmtree --dry-run {formula名} 確認のみ

3. メモ

3.1. 過去のバージョンの扱い

  • 以前はHomebrew/versionsを使用してFormulaの過去バージョンを使用してきたがそちらは非推奨になり、Homebrew/coreでサポートするようになった。
  • Formulaの過去バージョン表記は、{formula@versions}(例:gcc@5)となる。

3.2. その他

以下は過去の履歴で。

  • Macのアップデートによるエラー対応
  • caskの仕様変更によるエラー対応
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