Amazon WorkSpaces とは?
Amazon WorkSpaces (クラウド上の仮想デスクトップサービス)| アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)
Amazon WorkSpacesは、Amazonが提供するクラウドで動作するデスクトップサービスです。
一般的には、DaaS(Desktop as a Service)とかクラウド型仮想デスクトップとか、シンクライアントとか呼ばれるものになるかと思います。
WorkSpaces のバンドルは何を選ぶか?
私は、「パフォーマンスプラス」を選択して1ヶ月ほど使用してみました。
「プラス」がつくタイプは、下記のものが追加されます。
- Microsoft Office Professional 2010
- Trend Micro Worry-Free Business Security Services
よくよく考えたら、アンチウイルスは会社でエンタープライズ入っているし、
Officeも会社でOffce365買ってるし、必要なかったかなと思いました。
大抵の会社は上記はエンタープライズで購入していると思うので「プラス」は必要ないかもしれませんが、個人や中小企業・スタートアップベンチャーには嬉しいかもしれないですね。
普段Office2013を使っているので、2010はストレスが溜まりますね。
スタンダードとパフォーマンスの違いは以下のとおり。
WorkSpaces バンドル | CPU | メモリ | ストレージ |
---|---|---|---|
スタンダード | 1vCPU | 3.75 GiB | 50 GB ユーザーストレージ |
パフォーマンス | 2vCPU | 7.5 GiB | 100 GB ユーザーストレージ |
使用目的を開発環境とすると、スタンダードではスペックが低いと思います。
パフォーマンスタイプを使用してみた感想ですが、メモリは十分に足りていました。CPUについては、2コアでは物足らないかも・・・と思ったり。
パフォーマンスタイプのCPUスペックは以下のとおり。
Intel(R) Xeon(R) CPU E5-2670 v2 @ 2.50GHz 2.50 GHz
結構よいですね。スペックは十分ですが、やはり開発作業を行うとネットワーク越しのオーバーヘッドがかかり、多少のストレスを感じました。
ただ、東京リージョンに来れば解決するのかもしれません。
WorkSpace内からインターネットはとても快適です。アプリのダウンロードも非常に高速で一切のストレスを感じませんでした。
タブレットなどからLTEを通じてアクセスしても、通信速度の心配はないですね。
後は、常時立ち上がっているので会社でビルドやチェックアウトをしたまま自宅に帰り、続きを行う事も可能です。とても素晴らしいですね。
気になった点
開発環境を構築する上で、いろいろなアプリケーションをインストールを行うとOSの再起動を求められることがあるかと思います。
ウィザードに従って、再起動を行うとクライアントからアクセスできなくなることがしばしば起こりました。
そのような場合は、AWSのコンソールからWorkSpaceを再起動してやることで解決しました。
後は、Vagrant環境をWorkSpace上で構築する上で、VirtualBoxをインストールしたのですが若干不安定になってしまいアンインストールしました。
再度インストールを行おうと思って試したのですが、二度とインストール出来くなってしまいました。また検証してみようかと思います。
その他
次は、AD連携を試してみようと思います。
後、WorkSpaceを構築すると、VPCが作られます。(すでにあるVPC上に作ることもできた気がする)例えば、VPCの同一サブネットにファイルサーバを作るとか、そういうこともできそうですね。
ちなみに、WorkSpaceはEC2の一覧には表示されないようです。(AWS Console上)
月$600で使えるのなら、十分採用の価値はあると思いました。
解決すべき課題は
- プリンタへの接続はどうするべきか(VPN接続かな・・・)
- 社内リソースへのアクセスはどうするか(VPN接続かな・・・)
あまりないですね。強いて言うなら、日本語化が面倒くさかったというところでしょうか。
東京リージョンに来るときは、ディフォルトで日本語に設定されていると嬉しいですね。