この記事の対象者
- 開発を1~2ヶ月前にはじめた初心者
- 「エイリアス? なにそれおいしいの?」
- 「vim? bash_profile?」
- Mac使用者
プログラムを一通り書けるようになったら、
開発・学習効率を加速度的に上げていくことが必要です。
そのための手段1つががエイリアス(alias)の登録です。
”デスクトップお掃除コマンド”の作成を通じて
aliasの設定方法を勉強していきましょう。
エイリアス(alias)とは
コマンドの別名。
bundle exec rake db:migrate←長い、指つかれる、
be rake db:migrate←ちょっと幸せ
よく使うコマンドを別の名前で呼び出せるようにしてしまう、それがaliasです。
【前提知識】 vim
aliasの設定のためにvimというものを使います。
練習していきましょう。
vimとは
Macのターミナルから呼び出せる高機能なテキストエディタ
Vim初心者に捧ぐ実践的入門 - Qiita
vimの使い方(ほんとに最低限)
省きに省いて6ステップでvimの最低限の使い方を練習しましょう
- desktopにsample.txtというファイルを作成
- vi sample.txt (vimでsample.txtを編集します)
- i を押す(insertモードを起動。これによって書き込みができるようになります)
- Hello vim Worldと入力
- Escを押す(insertモードの終了)
- :wqと入力(保存して終了 w=write q=quit) 詳しいことは下記の記事をご参考ください! Vim初心者に捧ぐ実践的入門 - Qiita
エイリアスの設定をしよう
とりあえずdesktopお掃除コマンドをつくってみる!
1.デスクトップにfilekeeperというディレクトリをつくりましょう(ここにファイルを貯めていきます)
#ターミナル
mkdir ~/desktop/filekeeper
2.bash_profileをvimで開きましょう。 *割愛しますがターミナルの設定ファイルみたいなものです。
$ vi ~/.bash_profile
3.以下をvimで追記しcleanコマンドを設定しましょう。
alias clean="mv ~/desktop/filekeeper ~/desktop/.dir; mv ~/desktop/* ~/desktop/.dir; mv ~/desktop/.dir ~/desktop/filekeeper"
補足
①エイリアスの設定記述方法
alias コマンドの別名="コマンド名"
②mvコマンド→ファイル・ディレクトリの移動or名称変更
mv 移動したいものパス 移動先のパス
(例)
mv ~/desktop/projects/sample.rb ~/desktop/
→projects直下にあるsample.rbをdesktop直下に移動
mv ~/desktop/projects ~/desktop/projects2
→projectsというディレクトリをprojects2に名称変更
詳しくはこちら
https://eng-entrance.com/linux_command_mv
③複数のコマンドを1つのエイリアスで実行する際は、;(セミコロン)でコマンドを区切る
4.vimを終了して,ターミナルで以下のコマンドを実行しましょう。
source ~/.bash_profile
→bash_profileの読み込みコマンドです。
書き換えたあとにこのコマンドを実行することで変更内容が反映されます。
5.ターミナルでcleanコマンドを実行してみましょう。
→デスクトップがきれいになりました!
aliasの設定方法がわかったところで
よく使うコマンド、かつ長くてめんどくさいものをalias化してしまいましょう!
筆者の設定例
alias bd="cd ../" ※(バックディレクトリという名称)
alias bd2="cd ../../"
alias bd3="cd ../../../"
alias bd4="cd ../../../../"
Rails開発するならやっておきたい。
alias be="bundle exec"
alias bi="bundle install"