2
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Windows で Deis CLI を使う

Posted at

前口上

複数の Web アプリをチーム開発しなければいけなかったり,開発対象がマイクロサービスの塊だったりするとき, Deis は便利に使える Micro PaaS です。v2.0 以降は Kubernetes を基盤にしているので,インストールも運用も簡単になりました。

しかし,どういうわけか日本で広まっているようには見えません。なんでかなーと思っていたのですが,日本語情報が少ない上に本稿執筆時点の公式ページのクライアント(Deis Client : 以下 Workflow CLI)インストール方法に OSX と Linux での記述しか無い からではと思い至りました。企業ユースだと Windows に対応できないのでは困りますよね。

しかしながら,Workflow CLI は go で書かれていて Windows 版のバイナリもあります。

本稿では,Windows10 (64bit)上に Workflow CLI をインストールして,Deis Workflow のアカウントを発行し,ログインし,アプリケーションを作成するところまでを擬似ハンズオンしてみます。

準備

本稿では Deis Workflow そのものは Kubernetes 上にデプロイ済みであると仮定します。Deis Workflow のインストールは,インフラ担当にお願いしてみてください。

デプロイ済みの Deis Workflow は,下記の URL を介して deis-controller にアクセス可能であるとします。URL は,読者の環境に併せて適宜読み替えてください。

作業

Workflow CLI のインストール

公式の README に書いてあるとおりです。

powershell -NoProfile -ExecutionPolicy Bypass -Command "(new-object net.webclient).DownloadFile('https://storage.googleapis.com/workflow-cli-release/deis-stable-windows-amd64.exe', 'deis.exe')"

ここで注意なのですが, PowerShell ISE から実行すると deis.exe が期待通りに動作しません。
(ISE でないほうの) PowerShell か cmd.exe を使ったほうがよいです。

自ユーザ登録

deis-controller の URL を引数に指定して,自ユーザ登録を行います。

.\deis.exe register http://deis.example.com/

ユーザ名,パスワード,パスワード(再確認),メールアドレスを入力します。

ユーザ登録のスクリーンショット

このあとは

.\deis.exe help

などしてみてください。コマンド体系は Heroku とほとんど一緒です。
「Deis は」などではなく「heroku cli は」辺りでググったほうが素早く日本語での解説情報を得られるかもしれません。1

ですが,敢えて一つだけ大事なことを。logout したあとの再ログインや上記ユーザ登録したマシン以外でログインしたい場合には,下記のように login コマンドを発行します。

.\deis.exe login http://deis.example.com/

ユーザ名とパスワードを聞かれますので,登録したのと同じものを入力してください。

  1. こんなに似せちゃって訴えられたりしないのかなと不安になってくるくらい,Heroku CLI に似ています。

2
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?