69
49

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Amazon ECS(EC2 Container Service)についての簡単なメモ

Last updated at Posted at 2015-06-03

はじめに

今更ながらAmazon ECSをちょっと使おうと思って調べたことのメモです。

概要・ぱっとみ感想

  • AWSのEC2上に Dockerコンテナを配備するためのサービス
  • コンテナ同士の管理・連携などはAWS独自の仕様・仕組みで作られている(んだと思っている)
  • Web Consoleがあるので、初心者にはより使いやすいかも
  • コンテナ毎のメモリやCPUリソースの分配ルールが指定可能
  • Docker Imageは Docker Hubから指定可能(独自Dockerリポジトリも可能? ここimage について You can also specify other repositories with repository-url/image:tag. と書いてあるので可能なように思える。SSL証明書とかがOKなものなら少なくともいけそう。)
  • コンテナインスタンスはVPC内にたてることが可能

紛らわしい用語整理

  • コンテナインスタンス: EC2 Instanceのこと
  • (Docker)コンテナ: Dockerにデプロイされる Docker Image のこと
    • つまり、1つのコンテナインスタンス(EC2)の中に複数のコンテナ(Docker)が稼働可能、という関係

ECSの概念

ドキュメントとWebConsoleを触った感じから、自分の理解をちょっと図にしてみた。

aws_ecs_pptx.png

タスク定義(Task Definitions)

  • 「タスク定義」は複数の「コンテナ定義」を持つ
  • 「コンテナ定義」では、どのDocker Imageをどう実行するか(PortMap, VolumeMap, CPU/Memory割り当て) を決める。
  • Memoryは上限値を定めるが、CPUは上限値ではなく「コンテナがお互いに窮屈になったら融通しあう割合」を指定する。つまりコンテナインスタンスのCPUが余っていたらCPUは100%使われる。

タスク定義は大事なので詳細はここを見ると良い。
http://docs.aws.amazon.com/AmazonECS/latest/developerguide/task_definition_parameters.html

クラスタ(Cluster)

  • 1つのクラスタ は 複数のサービス(Service)を持つ

  • 1つのクラスタ は 複数のコンテナインスタンス(EC2 Instance)を持つことができる

  • 1つのサービス は 1つのタスク定義 を持つ

    • この時その「タスク定義」を「いくつ実行するか」を決める(タスク数を指定する)
    • ただし、十分なリソース(コンテナインスタンス内の)がないと指定したタスク数にならないことがある
      • CPU/Memoryが不足、Portが重複、など
  • コンテナインスタンスは、EC2 Instanceで、デフォルトではDockerに最適化されたOS Imageである

    • (Amazon Linux に Docker Agentとかいうのが入っているっぽい).
  • EC2 InstanceにSSH鍵を指定して起動しておけば、そのコンテナインスタンスにSSH Loginも可能。

ECSの操作

コンテナインスタンスの追加

少なくとの以下の2つの方法で追加できた。

  • コンテナインスタンスのEC2インスタンスを EC2のコンソールから Launch More Like This すると、ECSのクラスターの対象に追加される(された)。
  • AutoScaling Groupがある場合は(適当にやったら自動的に追加されてた)、「最大」「希望」Instance数を上げれば追加される(された)。

サービスのデプロイ

  • タスク定義をして、クラスタ(サービス+コンテナインスタンス)を定義すれば自動的にサービスのTask定義が開始される。
  • ただし、コンテナインスタンスのリソースが不足する場合は、指定したタスク数が起動しないことがある。

サービスの更新

デプロイしたコンテナの更新や設定を変更する場合は、タスク定義を更新する形で行う。

  • タスク定義には Revision番号 がある。
  • タスク定義の更新のときに「新しいRevisionの作成」という機能から、新たなタスク定義を行う。
  • サービスが実行するタスク定義を指定するときも 実は「タスク定義+Revision番号」で指定するので、その番号を更新することで、サービスの更新を行う。

つまり、「新たなタスク定義Revision追加」→「サービスが実行するタスク定義Revisionを更新」 という流れになる。

注意事項として、サービスを更新しても、古いRevisionのタスクは動いたままになるので、手動で古いタスクを停止しないといけない(勝手に止まったりしないという意味)。停止すると、(指定されたTask数に満たないし、コンテナリソースが余っているので)しばらくしたら新しいRevisionのタスクが起動することになる。

さいごに

最初ややこしかったですが、多少なりとも理解できると、便利そうだなーと思えてきました。

69
49
1

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
69
49

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?