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自分で作ったSwiftライブラリをCocoapodsにする手順メモ

Last updated at Posted at 2014-12-25

はじめに

CocoaPods の Swift ライブラリを使えるようにするなどでも紹介されているように、
最近CocoapodsもSwift対応がなされており、Alamofire のような有名なライブラリなども対応されてきました。

なので、自分で作ったSwiftライブラリもCocoapods化していきたいと思ったのですが、いろいろ躓いたのでその手順メモです。

まだCocoapodsのSwift対応も完全ではないので、今後手順も変わるかもしれませんが、現状の参考までに。

準備

Swift対応のCocoapodsは現時点(2014/12/24)本流のBranchにはMergeされていないので、Swift対応のCocoapods環境から準備します。
CocoaPods の Swift ライブラリを使えるようにするなどでも紹介されているように、適当なLocalディレクトリに Bundlerなどで入れておくといいのではないかと思います。

Cocoapodsの準備

今回はこんな感じに pods ディレクトリを作ってそこに入れておきます。

% mkdir pods
% cd pods
# create Gemfile
% bundle install --path vendor/bundle

Gemfileはこうしておきます。

source 'https://rubygems.org'

gem 'cocoapods', :git => 'https://github.com/CocoaPods/CocoaPods.git', :branch => 'swift'
gem 'cocoapods-core', :git => 'https://github.com/CocoaPods/Core.git'
gem 'xcodeproj',  :git => 'https://github.com/CocoaPods/Xcodeproj.git'
gem 'claide', :git => 'https://github.com/CocoaPods/CLAide.git'

ちなみに、Bundler で入れたpodのような実行プログラムを使うときには bundle exec というのを頭に付けないといけません。

bundle list

Install されているVersionはこうなっています。

Gems included by the bundle:
  * activesupport (4.2.0)
  * bundler (1.5.2)
  * claide (0.7.0 b1eccc2)
  * cocoapods (0.35.0 b78ef91)
  * cocoapods-core (0.35.0 c9c91c5)
  * cocoapods-downloader (0.8.0)
  * cocoapods-plugins (0.3.2)
  * cocoapods-trunk (0.4.1)
  * cocoapods-try (0.4.2)
  * colored (1.2)
  * escape (0.0.4)
  * fuzzy_match (2.0.4)
  * i18n (0.7.0)
  * json (1.8.1)
  * minitest (5.5.0)
  * molinillo (0.1.2)
  * nap (0.8.0)
  * netrc (0.7.8)
  * open4 (1.3.4)
  * thread_safe (0.3.4)
  * tzinfo (1.2.2)
  * xcodeproj (0.20.2 e95b387)

自作ライブラリ用のPodテンプレートを作る

今回のライブラリ名は DeepTransition です。podのコマンドでひな形を作ります。

% bundle exec pod lib create DeepTransition

...
# 途中の質問をこんな感じで答えておきました

Would you like to provide a demo application with your library? [ Yes / No ]
>
yes
Which testing frameworks will you use? [ Specta / Kiwi / None ]
>
specta
Would you like to do view based testing? [ Yes / No ]
> No

What is your class prefix?
> DPT

Cocoapods化する

以降は作成された PodテンプレートDIR以下で作業します。

配布するファイルを置く

今回はSwiftファイルだけなので、 Pod/Classes/*/*.swift 以下にファイルを置きました。
単にコピーするだけです。

DeepTransition.podspec を修正する

説明などは適当に書けばOKですが、おそらく

DeepTransition.podspec
s.source_files = 'Pod/Classes/**/*.swift'

は書かないといけないんじゃないかと思います。

pod lintしてみる

% bundle exec pod lib lint DeepTransition.podspec 

などで確認できます。

デモプロジェクトを作る

動作確認用のデモプロジェクトは大事ですので、作っておきます。
現在作られるデモプロジェクトのひな形は ObjectiveCベースのものなので、一旦作りなおすことにします。
# あれ、じゃあ、最初の質問にデモプロジェクト要らないってこたえるべきか。。。

% rm -rf Example

してから、普通にXcodeでSwiftベースのProjectを作成します。
その後、Projectを閉じて、通常Cocoapodsを使うときのように Podfileを作ります。
その際に、自作ライブラリへの参照は :path を使うと少し楽?です。こんな感じになりました。

Example/Podfile
source 'https://github.com/CocoaPods/Specs.git'

target 'DeepTransitionExample', :exclusive => true do
  pod "DeepTransition", :path => ".."
end

target 'DeepTransitionExampleTests', :exclusive => true do
  pod "DeepTransition", :path => ".."

  pod 'Specta', '~> 0.2.1'
  pod 'Expecta'
end

podとしてInstallしてみる

いつものように pod install してみます。

% cd Example
% bundle exec pod install 

これで InstallされればOKです。

Cocoapods本体にPushする

###[修正:2014/12/25]

以前はPull Requestを送る形式で取り込んでもらっていましたが、最近では
CocoaPods Trunkを利用したライブラリの追加方法
という方法で行うようです。知らなかった。。。

とても簡単になりました。

CocoaPodsにユーザ登録する

以下のコマンドで実行すると、メールアドレスに確認メールが来るのでそれをクリックすると登録が完了します。

% bundle exec pod trunk register mymail@example.com 'My Name'   

Pushする

以下のコマンドでPushします。

% bundle exec pod trunk push DeepTransition.podspec 

これだけです!これは捗る!

さいごに

こう振り返ると全然難しいところは無かったですね。
ちょっと躓く度に Carthage にしようか、、と迷っていたから結構時間かかってしまいました。
Cocoapodsでも問題ないならCocoapodsの方がデファクトな分だけ良さそうに思います。

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