WindowsでPythonを動かすマゾ需要が高いらしいので更新しました
http://qiita.com/mojaie/items/995661f7467ffdb40331
最近僕はPython3を使っているので3前提で書いてますが、おそらく2でも同様の方法で環境構築できると思います。
Pythonのインストール
32bitの最新版をダウンロードしてインストールします。執筆時点でバージョン3.4.3です。インストールする場所ですが、なんとなくC://Program Files(x86)/Python34にしてます。
https://www.python.org/downloads/
Windowsのコントロールパネルからシステム→環境変数
システム環境変数のPATHの末尾にPythonのインストールフォルダを追記します。
コマンドプロンプトを開いて環境変数の追記が反映されていることを確認します。これでPythonがコマンドラインから実行できるようになっています。終了するときはexit()
です。
> echo %PATH%
C:ほげほげ;C:ふがふが;C:¥Program Files (x86)¥Python34
> python
>>> print("Hello, world.")
Hello, world.
>>> exit()
>
pipで必要なものをインストール
コマンドプロンプトを管理者権限で開きます(コマンドプロンプトのアイコンを右クリックすると出るメニューに管理者権限で実行というのがあります)。
numpyをインストールします。
が、いろいろ怒られてインストールが失敗します。VC++を入れろなどと言われますが、無視してnumpyの公式サイトからWindows用のダウンロードしてインストールします。win32-superpackみたいな名前のやつです。
SciPyも同様で、公式サイトからsuperpackをダウンロードしてください。僕はSciPyは使わないので省略します。
他に必要な物は適当にpipでインストールします。
> python -m pip install pandas
> python -m pip install matplotlib
> python -m pip install networkx
> python -m pip install pyyaml
> python -m pip install xlsxwriter
> python -m pip install pyside
> python -m pip install tornado
pipでインストールされたものを確認します。
> python -m pip list
decorator (4.0.2)
matplotlib (1.4.3)
numpy (1.9.2)
pandas (0.16.2)
pip (7.1.0)
pyparsing (2.0.3)
PySide (1.2.2)
python-dateutil (2.4.2)
pytz (2015.4)
PyYAML (3.11)
setuptools (12.0.5)
six (1.9.0)
tornado (4.2.1)
XlsxWriter (0.7.3)
networkxはインストール中に怒られますが一応インストールできているようです。pysideはコマンドプロンプトに管理者権限がないとエラーが出ます。Cライブラリを含むようなパッケージはpipではダメなことも多々あるので、インストーラが提供されているものについてはそちらのほうが楽な場合もあるかと思います。SpyderとかCondaのほうが楽かもしれません。あなたにはWindowsを捨ててMacを買うという選択肢があることを常に心の片隅に置いてください。
Pythonを使う
自分のPythonのプロジェクトフォルダにPYTHONPATHを通します。
Windowsのコントロールパネルからシステム→環境変数
システム環境変数にPYTHONPATHを新たに作成し、自分のプロジェクトのフォルダの場所を記入します。
パスが通っているか確認しましょう。
> echo %PYTHONPATH%
C:¥自分のプロジェクトフォルダ
これで自分のプロジェクトフォルダにあるモジュールをインポートできます。
> python
>>> import myproject
>>>
スクリプトを実行したい場合はcd %PYTHONPATH%でプロジェクトフォルダに移動しましょう。
> cd %PYTHONPATH%
> python myscript.py
実行結果