はじめに
AWSでLinuxインスタンスを作る際にいつもはじめにやる作業をまとめてみました。
概要
- 日本時間に変更する。
- ホスト名変更
- ユーザの追加
- 追加したいDiskがある場合
詳細
日本時間に変更する。
日本時間に変更します。時間変更後はcron等のサービスを再起動します。
cp /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
※ 何が対象かわからない場合はインスタンス再起動でもいいかもです。
追記)
これだけではだめ場合があることを見つけたので追記します。以下も変更したほうが良いです。
AmazonLinuxでのタイムゾーン設定
ZONE="Asia/Tokyo"
UTC=true
ホスト名変更
ホスト名称を変更します。以下のコマンドで書き換えれます。
hostname [ 指定したいホスト名 ]
再起動しても変更したい時は以下の内容も合わせて変更すると良いです。
/etc/sysconfig/network のHOSTNAMEを変更すれば変わります。
ない場合は追加してください。
cat /etc/sysconfig/network
NETWORKING=yes
HOSTNAME=[ 指定したいホスト名 ]
NOZEROCONF=yes
NETWORKING_IPV6=no
IPV6INIT=no
IPV6_ROUTER=no
IPV6_AUTOCONF=no
IPV6FORWARDING=no
IPV6TO4INIT=no
IPV6_CONTROL_RADVD=no
ユーザの追加
ユーザの追加を行います。ec2-userでアクセスし続けるのはよくないので追加した方が良いです。
$ sudo su -
# useradd -s /bin/bash -d /home/admin admin
# passwd admin
# su - admin
$ ssh-keygen -t rsa
$ cp .ssh/id_rsa.pub .ssh/authorized_keys
$ chmod 600 .ssh/authorized_keys
作成後/home/admin/.ssh/id_rsaをダウンロードして 付けたい名前.pemに変えときます。
以下のようなコマンドでログインできるようになります。
ssh -i 付けたい名前.pem admin@インスタンス名
sudoもできるようにしたい方は記事書きました。もしよければそちらも参照ください。
AWSで開発者ユーザ及び管理者ユーザを作成しsudoの設定をする
追加したいDiskがある場合
Diskは最初からマウントされていないのでマウントできるように変更します。またフォーマットもされていませんのでフォーマットも行います。
まず、デバイス名を確認します。
# fdisk -l
Disk /dev/xvda1: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
: Diskの情報が出てくる
:
:
基本的にはDisk /dev/xvda はRootパーテーションなので無視します。他のDiskが追加しているDisk なので、そのDiskを対象とします。
仮に/dev/xvdbが拡張されているパーテションとします。
fdisk /dev/xvdb
以下のような感じで作成していきます。
n ・・・ new
p ・・・ 基本拡張
領域番号・・・・1
最初のシリンダ・・・省略
終了のシリンダ・・・省略
w ・・・ 書き込み
Diskの拡張ができたので上記コマンド入力後対象の名前が表示されますのでその名前を対象にフォーマットします。
今はフォーマット形式はext4で問題ないかと思います。
mkfs -t ext4 /dev/xvdb1
フォーマットし終わったデバイスをマウントします。
mount -t ext4 /dev/xvdb1 マウントしたいフォルダ
これだけだと再起動した時マウントされないので「/etc/fstab」にも記述したほうが良いです。
あとがき
基本的にはサーバを作成するときの作業と同じです。なお、centOSのサーバも似たような感じでできます。
その他
履歴
2016/02/12 内容が羅列に近かったので修正
2016/02/15 ユーザ追加部分にsudoについてのリンクを追加
2016/02/18 ローカルタイムの設定の情報を追加