LoginSignup
10
10

More than 5 years have passed since last update.

Googleにスマートフォンサイトを正しく認識してもらう方法

Last updated at Posted at 2015-03-30

Googleは、2015/04/21から、"ページがモバイルフレンドリーかどうか"を、検索順位の決定の要素として利用することを発表しました。

Finding more mobile-friendly search results

今後、スマートフォンユーザが重要なサイトは、スマートフォンに最適化されたページを用意することはもちろんのこと、Googleに存在を正しく認識させることがより重要となります。

正しく認識されているかのチェック方法

ページがモバイルフレンドリーかどうかの判定

まず、ページがスマートフォンに対応できているかをチェックします。
Googleが用意してくれている以下ツールで、該当ページのURLを入れれば判定できます。

まずは、これに合格することが重要で、NGであればGoogleに正しく認識させる以前の問題です。

※ サイト単位での判定ではなく、ページ単位で判定が行われます。

正しく認識しているかどうかの識別方法

スマートフォンでGoogleを検索した場合に、「スマホ対応」と表示されれば正しく認識されています。
もし、該当ページがモバイルフレンドリーに合格しているにもかかわらず、「スマホ対応」と表示されない場合は、なんらかの設定が間違っている可能性がありますので、後述の対策が必要です。

image

正しく認識してもらう方法

スマートフォン向けサイトの構築のパターン

スマートフォン向けサイトを作成している場合は、以下のいずれかのパターンで構築されているケースがほとんどかと思います。これらのパターンに応じて、異なる対策が必要となります。

  • レスポンシブウェブデザインで作成している。
  • PCサイトとスマートフォンサイトのURLが同じで、UAでHTMLを出し分けしている。
  • PCサイトとスマートフォンサイトのURLが異なる。

レスポンシブウェブデザインで作成している場合

Googleが一番推奨している方法であり、特別な対策は不要です。
Googlebotをブロックするなど、よほどおかしなことをしてない限り、正しくGoogleは認識してくれます。

PCサイトとスマートフォンサイトのURLが同じで、UAでHTMLを出し分けしている場合

User-AgentによってHTMLを出し分けしていることを、Googleに教える必要がありますが、
対象の全てのページのレスポンスで、「Vary HTTP ヘッダ」にUser-Agentを設定することで対応可能です。

対応としてはこれだけですが、User-AgentによるPCページ・スマートフォンページの振り分けを正確に行う必要があります。
振り分けのミスにより、スマートフォン端末でPC用のHTMLを返してしまうと、Googleが正しく認識されなくなりますので、
リスクを減らすために、User-Agent振り分け処理は独自実装せずに、ライブラリの利用をおすすめします。

PCサイトとスマートフォンサイトのURLが異なる場合

この方法は、おすすめしません。
対応が最も複雑でミスが発生しやすく、PCとスマートフォン間でのURLのシェアがしづらいなど、ユーザにとっても使いづらいです。

対応方法をここで書くと少し長くなるので、Googleの公式サイトを参照ください。

まとめ

  • スマートフォンユーザが重要な場合は、まずスマートフォンに最適化されたサイトの作成が必要。
  • その上で、Googleからの検索流入が重要な場合は、適切にGoogleにスマートフォンサイトの存在を認識させる。
  • 新たにスマートフォンサイトを作る場合は、PCとURLを同じにすることがお勧め。(レスポンシブがよいか、UAによる出し分けがよいかは、サイトに構成などで異なります。)
10
10
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
10
10