ErgoDoxを使うなら
既存のキー配列を根本から問い直しましょう。
そして、己のポリシーで新しい配列を生み出しましょう。
何故か
- ErgoDoxでは物理的に既存の配列はそのまま再現出来ない
- 直線的なほぼグリッド形状
- そもそもキーボードってなんで斜めなの?
- タイプライターだとアームの配置的にずらして並べないといけないけど、コンピューターならそんな必要無いはず
- 1860年代のタイプライターをいまだに引き摺ってる
- まっすぐにしようよ
- 6キーとか左手のほうが近いのに右手の扱いなのは変じゃない?
- エルゴノミクス謳ってて左右セパレートなのに配置が斜めなやつはやる気が足りない
ErgoDox
- 左右セパレート
- 直列配置
→すばらしい
げぇっ、エルゴノミクス信者!
- エルゴノミクスデザインとか理屈ばかりで実用的には大抵ロクなもんじゃないと思ってました
- でもまあ、いろいろと既存の概念を見つめ直す機会が生まれるのでErgoDoxはたのしいキーボード
現状の配置
ベースレイヤー(QWERTY)
- ホームポジションを崩さないことを追求
- 従来の右手端の記号群などは小指伸ばしたりホームポジションずらしたりしてつらい
- なのでErgoDoxでは端のキーはなるべく使わない
- デフォルトでいっぱい割り振られているけど押しづらいキーは捨てる
- 親指キーに修飾キーを集約
- 従来小指で扱っていた端のキーを親指化することで、残りの4指はホームポジションをキープ可能になる
- 親指キーはたくさんあるけど、実用的なのは左右それぞれ4キーほど
- 大きいキーはホールド用に使う
- タップとホールド使い分け
- 左右の黄色キーは親指のホームポジション
- それぞれスペースとエンターを割り当てたが、Cmd(Ctrl)キーもここで使いたい
- ErgoDoxのファームウェアでは1キーにいろいろ機能を設定できる
- ホールド時のみCmdにしてみたら便利
-
中央シフトキー
- 小指使わないから便利
-
Ctrl F3とか
- MacでDockとかをキー操作する用
- 括弧をまとめて1キー化
- 中央左右に開き括弧と閉じ括弧を設定
- 通常押しで
[ ]
- shift押しで
{ }
- レイヤーキー押しで
( )
レイヤーキーとは
- Fnキーみたいなもん
- Fn + 1 → F1キーになるみたいな
- あれが好きなように設定できる
- しかも何レイヤーでも
- たとえば次のような感じにできる
カーソルレイヤー
- 右親指をホールドしているときだけ発動するレイヤー
- 右手でカーソル、左手でマウスが動かせる
- ホームポジションを追求した結果、とうとうマウスを捨てた
- CUIが効かないアプリでもキーボードのみでいけるぞッ…!
ほんとはマウス使ったほうが速い
- でもロマンじゃないですか
- ErgoDoxは効率より楽しさ
- あーだこーだと理屈をこねて実践できるのにハマる
- 辛かったけどわりと慣れてきてホントにマウス使わなくなってきた
- カーソル移動がものすごく実用的
- ホームポジションのまま使えるので一般的なカーソルキーよりも優秀
- HHKBでも似たような設定はあるけど、ホームポジションじゃないしダイヤ型なのは冗長
- vimの
HJKL
でも微妙にずれてるし、ゲーマーなら凸型がしっくり来るはず
残る聖域
- 数字+アルファベットの10列4段
- いろいろ周縁部はいじったけど、やはり中央の基本的な配置部分にはメスを入れづらい
- ここを変えてしまうと他のPCが使えなくなりそうな懸念
- しかしホームポジションを追求していると不満が抑えられなくなってきた
Dvorak override layer
- 昨日試してみたばかりでの感想
- 中段の使用率がとても高くなり、無駄に指を前後に動かさずに済むことをすぐに実感
- QWERTYだと
U,I,O
が上段にあることや,./
が下段にあることが気に食わなかった - C-sなどのショートカット配置が変わってしまうのは痛手だが割と右手にまとまってる
- 基本はDvorakだけど好きにいじってる
レイヤー設定入れ替えについて
- Dvorakはあくまで上書き用レイヤーでqwertyにもすぐ切り替えられるようにしてある
- MacベースでCmdキーなど配置しているけど、Windowsで使うときにはCtrlで上書きして同じ感覚で使えるように設定してある
- 詳しくはソースで https://github.com/miyaoka/qmk_firmware/blob/master/keyboards/ergodox/keymaps/miyaoka/keymap.c