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Dell XPS 13 (9343)にAntergosをインストールする

Last updated at Posted at 2015-11-29

Dell XPS 13を購入した。
ちなみに2015 lateではなく、今年初頭にでたモデル。

これに、AntergosでLinuxデスクトップを構築しようと思う。

Antergosとは

Antergosの実体はほぼArch Linuxで、そこにAntergosが提供するパッケージが味付けを加えている。(パッケージ一覧)

追加パッケージの目玉はCnchiというグラフィカルなインストーラ。これにより、Arch Linuxのインストール手順をGUIで進めることができる。
また、Numixのテーマを同梱しており、垢抜けない印象のあるLinuxデスクトップが少しお洒落さんになる。

Archが提供する先端のソフトウェアを使いつつ、見栄えのするLinuxデスクトップを手軽に導入できるのがAntergosの特徴になると思う。

準備

先述の通り、Antergos≒Arch Linuxなので、Archのノウハウがほぼそのまま活かせる。
インストールの予習として、ArchWikiの記事を読む。

BIOSアップデート

BIOS A05までアップデートしたほうがよい、とのことだったが、購入時点でリビジョンはA06で最新となっており、特にやることはなかった。

2015/11/20現在、BIOS A05までしか見つからない。A06はどこへいった。

BIOSのsecure bootは無効に設定する。
インストーラの起動はsecure boot = ONで問題ないのだが、インストールが完了した後のLinuxではOFFにせざるをえなかった。

Wifi+BTアダプタ交換

据え付けのBroadcomのカードは評判があまりよろしくないので、Intel Dual Band Wireless-AC 7265 と交換した。

T5トルクドライバーでフタを開ければ、あとは簡単に交換できる。
iFixitの分解記事にもある通り、フタの固定に接着剤も使っているので、プラスチックのヘラかマイナスドライバーで隙間を作ってこじ開ける。

インストールメディアを作成

USBメモリにインストールイメージを焼く。
以下はMac OS Xで作成した手順。

% wget http://jaist.dl.sourceforge.net/project/antergos/mirror/iso/release/antergos-minimal-2015.11.14-x86_64.iso
--2015-11-23 19:16:00--  http://jaist.dl.sourceforge.net/project/antergos/mirror/iso/release/antergos-minimal-2015.11.14-x86_64.iso
Resolving jaist.dl.sourceforge.net... 2001:df0:2ed:feed::feed, 150.65.7.130
Connecting to jaist.dl.sourceforge.net|2001:df0:2ed:feed::feed|:80... failed: Connection refused.
Connecting to jaist.dl.sourceforge.net|150.65.7.130|:80... connected.
HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 540016640 (515M) [application/octet-stream]
Saving to: 'antergos-minimal-2015.11.14-x86_64.iso'

antergos-minimal-2015.11.14-x86_64.iso    100%[======================================================================================>] 515.00M  1.25MB/s   in 9m 24s

2015-11-23 19:25:26 (935 KB/s) - 'antergos-minimal-2015.11.14-x86_64.iso' saved [540016640/540016640]

% diskutil list
# /dev/disk2がUSBメモリであることを確認

% diskutil unmountDisk /dev/disk2
Unmount of all volumes on disk2 was successful
% sudo /bin/dd if=antergos-minimal-2015.11.14-x86_64.iso of=/dev/disk2 bs=8192
Password:
65920+0 records in
65920+0 records out
540016640 bytes transferred in 340.126357 secs (1587694 bytes/sec)
% diskutil eject /dev/disk2
Disk /dev/disk2 ejected

GNU Coreutilsを導入しているため、上記はOS Xのddを使うよう明示している。

インストールの準備

USBメモリをXPS 13にぶっ挿し、Antergos Liveを起動する。

Intel 7265向けのドライバがあるようで、難なくWifiでネットワーク接続できた。

デスクトップの起動と同時に、Antergos LiveはCnchiのアップデートを行う。数分待ち、アップデートが完了すると、Cnchiが起動する。

Choose Your Language

  • Englishを選択
    • 日本語もあるが、文字化けしていたのであきらめる

Choose Your Language

System Check

  • PCがインストール準備万端であることを確認する
    • すべてのチェックがなくとも次に進めることはできるようだ

System Check

Select Your Location

  • Show all locationsにチェックをいれる
  • Japanese (JP), Japanを選択する

Select Your Location

Select Your Timezone

  • Zone: AsiaRegion: Tokyo を選択する
  • Use Network Time Protocol (NTP) for clock synchronization: オンを選択する

Select Your Timezone

Select Your Keyboard Layout

  • JapaneseJapanese (Kana 86) を選択する
    • キーボード操作ではダメで、マウスカーソルで選択しないと反映しないようだ
    • Japanese (Kana) はかな入力になる

Select Your Keyboard Layout

Choose Your Desktop

  • MATEを選択する
    • その他、GNOME、Cinnamon、KDE、Openbox、Xfceが選べる
    • 後々、その他のデスクトップも試すことになり、結局GNOMEを使うことになった

Choose Your Desktop

MATE - Feature Selection

  • 以下をオンにする
    • Arch User Repository (AUR) Support
    • Bluetooth Support
    • Firefox Web Browser
    • Windows sharing SMB

Feature Selection

Installation Type

  • Choose exactly where Antergos should be installedを選択する
    • 次ステップでパーティションテーブルを自力で作成する

Installation Type

dm-crypt+LUKSによる暗号化やLVMも利用できる。
XPS 13でdm-cryptの利用は問題があるようで、今回は利用をあきらめた。

Advanced Installation Mode

パーティションテーブルを作成する。UEFI/GPTで構成する。Swapは作らない。ブートローダはsystemd-bootを使う(GRUBと選択できる)。

  • /dev/sda を選択して、New Partition Tableを押す
    • GUID Partition Table (GPT)を選択して、Applyを押す
    • SSDにチェックをいれる
  • free spaceを選択して、Newを押す
    • Size: 512MiB
    • Type: Primary
    • Location: Beginning of this space
    • Use As: fat32
    • Label: ESP
    • Mount Point: /boot
    • Applyを押す
  • free spaceを選択して、Newを押す
    • Size: 256GB (残り全部)
    • Type: Primary
    • Location: Beginning of this space
    • Use As: ext4
    • Mount Point: /
    • Applyを押す
  • Use the device below for boot loader installationにチェックをいれる
    • Bootloader: systemd-boot
    • Device: ATA LITEON L8H-256V2 [256GB] (/dev/sda)

Advanced Installation Mode
※スクリーンショットは別撮りなので、画面と手順の数字が異なります…

Installation Summary

  • 今までの内容を確認する。
    • を押すと最終確認のダイアログが表示する
    • 問題なければ、はいを押す

はいの前に、ターミナルを開いて、/etc/pacman.d/mirrorlistを確認。日本のサーバと台湾のサーバが上位に混在していたので、サーバの順番を調整した。

% sudo reflector -c Japan -l 3 -p http --sort rate --save /etc/pacman.d/mirrorlist

Installation Summary

Create Your User Account

適宜入力して、Saveを押す。

Create Your User Account

インストール

インストーラの入力をすべて終わらせると、パッケージのインストールがはじまる。
数十分後、問題なくインストールの工程が完了した。

デスクトップの構築

USBメモリを抜き取り、再起動して、インストールシステムが完成した!
あとはお好みのパッケージを導入、ドットファイルを取り込んで、環境を構築していく。

今のところはこんな感じ:

デスクトップの構築

日本語入力とキーボードのリマップで格闘しており、デスクトップはまだ完成していない。また別途報告できるといいな。

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