CircleCI 高速化のためにYarn を導入する

yarn

Facebookチームを中心に生まれた新しいパッケージマネージャー。

npm とちがって以下のような利点があるらしい

• lockfileによるバージョン固定
• セキュリティの向上
• 高速なインストール

一応npmにもshrinkwrapと言うかたちでバージョン固定はあるらしい。

セキュリティに関してはパッケージのチェックや、キャッシュの活用などがあるとのこと。

Usage

Yarn は npm でインスール可能

npm i -g yarn

既存の npm プロジェクト上で yarn install すれば、yarn.lock ファイルが生成される。

なお yarn iはNG。代わりに、yarn installと等価なyarn が用意されている。

パッケージの追加・削除

パッケージの追加削除には、yarn addやyarn removeを用いる

yarn add <packageName>

yarn remove <packageName>

これらのコマンドは実行後にpackage.jsonとyarn.lockファイルを更新してくれる。

その他のコマンド

その他にもinitやrunなどのコマンドも追加されているが、npmとどう違うのかよくわからない…

yarnをnpmのエイリアスとして使用する場面を想定している…？

CircleCI でYarnを使う

一応公式にもドキュメントがある。

以下のようなcircle.ymlを構築することで、yarnの実行ファイルとモジュールのキャッシュを保持してくれるよう

machine:
  environment:
    YARN_VERSION: 0.18.1
    PATH: "${PATH}:${HOME}/.yarn/bin:${HOME}/${CIRCLE_PROJECT_REPONAME}/node_modules/.bin"

dependencies:
  pre:
    - |
      if [[ ! -e ~/.yarn/bin/yarn || $(yarn --version) != "${YARN_VERSION}" ]]; then
        echo "Download and install Yarn."
        curl -o- -L https://yarnpkg.com/install.sh | bash -s -- --version $YARN_VERSION
      else
        echo "The correct version of Yarn is already installed."
      fi
  override:
    - yarn install
  cache_directories:
    - ~/.yarn
    - ~/.cache/yarn

test:
  override:
    - yarn test