SNS のイベントをSLACKに投稿する Serverless アプリケーションの作成 #serverless

背景

複数の Serverless アプリケーションで SlackBot を作成していた際に、
Slack のWebhook設定等を複数のアプリケーション間で持ち回すの面倒だったので、
SNS イベントで共通化できないか、という試みを。

Serverless アプリケーションのテストデプロイ

注意点はファイル名を dispatcher.js に設定すること。

serverless webpack を使用している場合は output 設定で出力ファイル名を調整する必要がある。

Slackにデータを送信する

SNS Trigger のLambdaイベントでは、 event.Recordsに配列形式で次のようなフォーマットのデータが送られてくる。

{
    "EventSource": "aws:sns",
    "EventVersion": "1.0",
    "EventSubscriptionArn": "arn:aws:sns:xxxxxx",
    "Sns": {
        "Type": "Notification",
        "MessageId": "xxxxxxxx",
        "TopicArn": "arn:aws:sns:xxxxxxx",
        "Subject": ".....",
        "Message": ".....",
        "Timestamp": "2016-12-29T17:30:12.629Z",
        "SignatureVersion": "1",
        "Signature": "xxxxxx.....",
        "SigningCertUrl": "https://sns.us-east-1.amazonaws.com/SimpleNotificationService-xxxxxxx",
        "UnsubscribeUrl": "https://sns.us-east-1.amazonaws.com/?Action=Unsubscribe&SubscriptionArn=arn:aws:sns:xxxxxxxx",
        "MessageAttributes": {}
    }
}

Slack ではコレを受け取ってイベント発行すれば良い。Message の中にJSON形式で channel text attachments を受け取れるようにしておくと便利

配列で来るので Promise.all などを使って効率的に処理する。

SNS にデータを追加する

他のLambda から SNS へメッセージを発行するには TOPIC ARN の文字列さえあれば足る

serverless.yml に次の記述を追加して…

provider:
  environment:
    SLS_TOPICARN: ${env:SLS_TOPICARN}
  iamRoleStatements:
    - Effect: Allow
      Action:
        - "sns:Publish"
      Resource: ${env:SLS_TOPICARN}

コード側で次のような記述を加えればOK

const AWS = require('aws-sdk')
const sns = new AWS.SNS()

sns.publish({
    Message:"....",
    Subject: "....",
    TopicArn: process.env.SLS_TOPICARN
}, done)