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AnsibleAdvent Calendar 2015

Day 14

RaspberryPi2にAnsibleでfluentdをインストールしてServerspecでテストする

Last updated at Posted at 2015-12-13

この記事はAnsible Advent Calendar 2015の14日目の記事です。

20151112090540.jpg

新しく買ったRaspberryPi2にfluentdをインストールしました。

その際にインストールなどの作業をAnsibleで自動化したので公開します。

使ったもの

  • Ansible
    • 構成管理ツール
      • YAMLファイルにサーバーの構成情報(必要なソフトウェアなど)を記載しておくと、その通りにサーバーを設定してくれるツールです。
  • Serverspec
    • サーバー自動テストツール
      • サーバーのあるべき状態(どのプロセスが動いている、など)をRubyのコード(といってもほとんどDSL)として書くことで、サーバーの状態があるべき状態になっているかチェックしてくれるツールです。
  • Ansible-spec
    • Serverspecのテスト実行先の指定として、Ansibleのinventoryファイルに書かれているホストを利用できるようにするパッケージです。

設定内容

スクリプトを流すことで、以下の設定を自動で行い、さらに正しく設定されているかテストしてくれます。

  • roles/common
    • aptパッケージのアップデート
    • Raspberry Piのファームウェアのアップデート
    • Linuxの基本的な設定
      • 時刻・言語を日本語へ
      • ファイルディスクリプタの最大値を上げる
      • ntpd, iptableの起動・設定
      • sshdのセキュリティ設定
  • roles/rbenv
    • rbenv / rubyのインストール
  • roles/supervisord
    • supervisordのインストールと起動
  • roles/fluentd
    • fluentdのインストール
    • 基本的なプラグインのインストール
    • supervisordによるデーモン化

冪等性があるので、何回流しても問題ありません。
ただしパッケージ・ファームウェアなどは最新版へアップデートされます。

使い方

準備

  1. Raspberry PiへRasbian OS(WHEEZY)をインストール
  2. 公開鍵認証でアクセスできるように設定
  3. git clone git@github.com:mia-0032/raspberrypi-fluentd-ansible.git
  4. raspberry_pi.sampleファイルをraspberry_piへリネームし、RaspberryPiのホスト、SSHポート、SSHユーザーを変更する。
  5. もしPC側にAnsibleやServerspecが入ってない場合はインストールする。
$ pip install -r requirements.txt
$ bundle install

実行

PCで以下のコマンドを実行します。

$ ansible-playbook -i raspberry_pi site.yml
$ bundle exec rake serverspec:fluentd

全部OKかChangedであれば成功です。

初回実行時はRubyのビルドに非常に時間がかかる(1時間くらい?)ので注意してください。

まとめ

  • 自動化しておくと、OSを再インストールする時に非常に便利です。
  • コードに落とし込んでおくことで、しばらく経ったあとに、どんな設定したのか忘れてしまう恐れもなくなるので良いですね。
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