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今からでもtig入門

Last updated at Posted at 2016-11-19

Gitの基本的なコマンドは使えるようになったので、
軽快さを求めてtig(git cui browser)を導入します。

SourceTreeやその他GUIツールから移行を検討されている方や
Gitを少し触り始めたけどルーティン操作が慣れない私向けの内容です。

インストール

macならbrewからinstallできます。

$ brew install tig
$ tig -v
tig version 2.1.1

main view

まずはgitのプロジェクトに移動してmain viewを表示させましょう。
mainviewは通常のgit log --graphよりも履歴を綺麗に表示してくれます。

$ tig

スクリーンショット 2016-11-19 18.24.36.png

main viewのキーバインド

key 説明 補足
q 終了 viewを閉じる際の共通
Enter 選択中のコミットのdiff viewを表示 diff viewは後述
Ctrl + n 下の履歴に移動 -
Ctrl + p 上の履歴に移動 -
j 下の履歴に移動 -
k 上の履歴に移動 -
s status viewを表示 後述
t tree viewを表示 後述
h help viewを表示 tigのヘルプは見易い

tree view

プロジェクトの構成とファイルの内容を見ながら履歴を探りたいときは
tree viewが便利です。

main viewからtを押せば下記のようにファイルとフォルダ単位で表示してくれます

スクリーンショット 2016-11-19 19.36.29.png

tree viewのキーバインド

key 説明
Enter ファイルの内容を表示
b 選択しているファイルのblame表示

diff viewとtigの設定変更について

main viewからEnterで選択中の差分表示現れ、diff viewと言います。
ただ、垂直分割だと表示領域が狭く辛いので水平分割にするために設定を変更します。

~/.tigrcに記述して、もう一度tigを実行すれば設定が反映されます。

~/.tigrc
set vertical-split = no
set split-view-height = 70%

スクリーンショット 2016-11-19 18.52.24.png

水平分割で表示されました。

diff viewのキーバインド

Ctrlを押したままにしてn,p,u,dを組み合わせればサクサク確認できます。

| key | 説明 |
|:-:|:-:|:-:|
| Ctrl + d | diffview内を下に移動 |
| Ctrl + u | diffview内を上に移動 |
| Ctrl + n | main view内を下に移動 |
| Ctrl + p | main view内を上に移動 |

status view

git stで確認していた内容はstatus viewから確認できます。

スクリーンショット 2016-11-13 14.27.53.png

Add

status-view-text.txtがUntrackedとして表示されています。
jとkキーでファイルを選択し、uを押下でaddすることができます。

| key | 説明 |
|:-:|:-:|:-:|
| j | 下に移動 |
| k | 上に移動 |
| u | add |
| shift + c | commit |

スクリーンショット 2016-11-13 14.48.56.png

statusviewの表示内容について注意

tigを起動中に追加・削除されたファイルはtigを一度終了しないと認識されないのに注意してください。たとえば大量の一時ファイルがUntrackedに表示されてるので別窓のterminalからrmしても、tigには即時反映されません。
tigを一度閉じて再実行すれば認識してくれます。

Commit

stageされたファイルがある状態で
shift + c でコミットメッセージ記述のため、editorが起動します。

このくだりは通常のGitと変わりがないので省略します。

Untrackedな編集の削除

!で消せます。消す前には以下のように確認のステップが入ります。

スクリーンショット 2016-11-13 15.28.47.png

起動時オプション

起動時のオプションによって色々できるのでよく使いそうなものをご紹介します

key 説明
tig xxx.txt 指定ファイルのみの履歴を表示
tig blame xxx.txt 通常のblameより見やすく捗ります
tig branchA..branchB ダブルドット 詳細

最後に

全ての操作をtigでやるのではなく、ルーティンなaddやコミットなどはtig。複雑な操作は通常のgitで操作するのが易しくて良いと思います。

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