イントロダクション
USB/TTLシリアル変換では、FTDIのTTL-232R-5VおよびTTL-232R-3V3で用いられている6つのピンの並びを参考にしたものが各社から販売されています。
オリジナルはI/O電圧が5Vと3.3Vの2種類あるものの、VCCは5Vで共通でした。しかしながら、途中からI/O電圧を選択可能な製品が幾つか出てきたため、一口に「3.3V対応版」といってもVCCが5Vのものと3.3Vのものの2種類があります。
ここで、VCCが3.3VのものはFT232RLの機能として提供する3.3Vを利用しているため、50mAしか供給できません。これはちょっとした実験には便利な場合もありますが、Wi-FiモジュールのESP8266のようにそれなりの電流が必要となる場合には使えません。
全製品のリストを作ることはとてもできないのですが、備忘録として日本で入手しやすいものについて簡単にまとめてみました。
VCCが5V
- TTL-232R-3V3(FTDI)
VCCが3.3V
- FTDI Basic Breakout(SparkFun)
- FTDI USBシリアル変換アダプター(5V/3.3V切り替え機能付き)(スイッチサイエンス)
- USB⇔シリアル変換モジュール MM-FT232(サンハヤト)
- 極小USBシリアル変換モジュール [FT232-6P-ISP](aitendo)