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VirtualBox上のLinuxゲストマシンにリモートデスクトップ接続する

Last updated at Posted at 2014-07-21
  • ここで紹介する以外にも以下の方法が考えられます

    1. X11Forwarding + Xming
    2. tigervnc + VNCクライアント
    3. tigervnc + tigervnc-applet + ブラウザ
    4. tigervnc + xrdp + リモートデスクトップ
  • ゲストマシン上の個別のアプリケーションだけをホストOS側に表示するなら、1.で可能です

  • デスクトップ画面全体を表示するなら、2.、3.、4.、およびここで紹介する方法を採る必要があります


VirtualBox上のLinuxゲストマシンのデスクトップ画面にリモートアクセスしたい

モチベーション

  • VNCクライアントは諸事情で使えない
  • Windowsのリモートデスクトップを使ってLinuxゲストマシンにアクセスしたい

1. VirtualBoxの設定

  • リモートディスプレイを有効化する
    • ポートは"3389"から使用していない"13389"に変更する
    • ホストOSがWindowsの場合"3389"はリモートデスクトップで使用するポートで衝突する

VirtualBox-remote-display

2. リモートデスクトップ接続する

  • リモートデスクトップを起動して<ホストOSのIPアドレス>:13389を指定して接続する

リモート デスクトップ接続

リモートデスクトップ画面

3. 日本語入力できるようにする

  • 現状のままだと日本語入力することができないので、できるようにする

  • CentOSではインプットメソッド(IM)フレームワークとしてiBus(Intelligent Input Bus)を使用している

    • なお、iBusのほかにSCIM、UIMなどがある

3.1 iBusパッケージがインストールされているか確認

# rpm -qa | grep "^ibus" | sort
ibus-1.3.4-6.el6.x86_64
ibus-anthy-1.2.1-3.el6.x86_64
ibus-gtk-1.3.4-6.el6.x86_64
ibus-libs-1.3.4-6.el6.x86_64

3.2 iBusの初期設定

# ibus-setup 
  • iBusデーモンを起動する

ibus
ibus

  • インプットメソッドとして日本語Anthyを設定する

ibus
ibus
ibus
ibus

3.3 環境変数の設定とiBusデーモンの起動

  • iBus用の環境変数をセットする
# export GTK_IM_MODULE=ibus
# export XMODIFIERS="@im=ibus"
# export QT_IM_MODULE=ibus
# printenv | grep ibus
QT_IM_MODULE=ibus
XMODIFIERS=@im=ibus
GTK_IM_MODULE=ibus
  • iBusデーモンを起動する
    • -r: すでに起動中のデーモンを置き換える
    • -d: バックグランドで実行
    • -x: ximサーバを実行。ximはX Window Systemの各国語入力用のプロトコル
# ibus-daemon -rdx
  • 半角/全角キーで入力切替

3.4 環境変数のセットとiBusデーモンの起動を自動化する

  • ~/.bash_profileに以下追記する
~/.bash_profile
export QT_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS="@im=ibus"
export GTK_IM_MODULE=ibus
ibus-daemon -rdx

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