キーに予約語があるときのNSPredicateの作り方

外部から取得したなどのデータのなかに
NSDictionary *dict = @{ @"no" : @(0) };
のようにNumberをnoと省略して登録されていたため、NSPredicateの作成が出来ないと言うことがあります。

上の場合、たとえば

NSArray *array = @[
    @{ @"no" : @(0) },
    @{ @"no" : @(9) },
    @{ @"no" : @(32) }
    ];
NSPredicate *predicate = [NSPredicate predicateWithFormat:@"no = %@", @(9)];

NSArray *filteredArray = [array filteredArrayUsingPredicate:predicate];
NSLog(@"%@", filteredArray);

としても、予想に反しfilteredArrayは空になります。
これは no が Boolean の NO として処理され、すべてのデータが偽となるからです。

処々の事情でキーnoの変更が出来ない場合、大変困ります。
しかし、NSPredicateの書式に含まれる %K を利用することでキーがnoのままでも正しいNSPredicateの作成が可能です。
%Kは「ここに入るものはkeyです」という書式です。

上の場合は、こうすれば作成可能です。

NSPredicate *predicate = [NSPredicate predicateWithFormat:@"%K = %@", @"no", @(9)];

%Kを使用すれば ANDやORなどの予約語もキーとして使用可能です。