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JupyterまたはiPython Notebookでデバッグをする方法

Last updated at Posted at 2017-01-28

某勉強会で少し話題になっていたので、調べてみました。

準備

デバッグしたい行の直前に、以下を追加します。

from IPython.core.debugger import Pdb; Pdb().set_trace()

IPython.core.debuggerTraceを使っても良いですが、現在ではDEPRECATED(廃止)扱いになっています。
参考: IPython issue #9940

実行

JupyterやiPython Notebookで普通に実行すると、前項で追加した行の直後で実行が中断されます。

run1.png

ipdb>の後に現れるテキストフィールドに、コマンドを入力します。hでヘルプが表示されます。qで終了します。

ipdbコマンド一覧

参考: Python Ipdb Cheatsheet

移動系

コマンド 説明
n 次の行に入るまで実行 (next)
c 次のブレークポイントまで実行を継続 (continue)
unt 行番号 指定された行に到達するまで実行 (until)
d ステップイン (down)
u ステップアウト (up)
s 次の関数呼び出しまで実行 (step)
r 現在の関数が復帰するまで実行 (return)
q 最後まで実行して終了 (quit)

表示系

コマンド 説明
p 変数名 変数の値を表示 (print)
a 現在の関数の引数を表示 (args)
w スタックトレースを表示 (where)
h ヘルプ (help)

ブレークポイント設定系

コマンド 説明
b 行番号または関数名 ブレークポイントを設定 (break)
tbreak 行番号または関数名 一時的なブレークポイントを設定(ブレークポイントに到達したら削除される)
disable 番号 ブレークポイントを無効化
enable 番号 ブレークポイントを有効化
ignore 番号 回数 指定された回数だけブレークポイントを無視
condition 番号 設定する条件 ブレークポイントでの条件の判定値を変更
cl ブレークポイントを全て削除 (clear)
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