#はじめに
Fess10.0が2016/2/5にリリースされ、現在の最新バージョンは10.0.2です。
Fess9との違いと共に導入方法を見ていきます。
#Fessとは
FessはApacheライセンスで提供されている簡単に構築可能な全文検索サーバーです。Javaで作られているのでクロスプラットフォームです。
#導入
公式のページに従って5分で導入できます。
http://fess.codelibs.org/ja/10.0/install/install.html
###ダウンロード
zipファイルをダウンロードする方法をとります。
https://github.com/codelibs/fess/releases からfess-10.0.2.zipをダウンロードします。
###起動
zipファイルを任意の場所に展開したあと、fessを起動させます。
$ cd fess-10.0.2
$ ./bin/fess
停止させるにはCtrl+Cでkillします。
#Fessにアクセス
トップ: http://localhost:8080/
管理UI: http://localhost:8080/admin
管理UIにアクセスします。デフォルトのID/passwordはadmin/adminです。
#Fess10とFess9の違い
##管理UI
管理UIのデザインが一新されました!
これはすごい!一気にかっこよくなってますね。左のメニューがドロップダウンになっていて一層見やすくなってます。全体的には今流行りのフラットデザインというやつですね(たぶん)。
リアルタイムに情報が更新されます。かっこいい。
##内部的な違い
Fess9までは検索システムにSolrを使っていましたがFess10からはElasticsearchを使っています。他にも様々な変更を施したようです。
LastaFluteに移行したFessとElasticsearch+ESFluteによるDBFlute環境
#使ってみる
試しにWebクロールをしてみたいと思います。
クローラ > ウェブ > 新規作成でウェブクロールの設定を作成します。
今回は下記の設定にしました。他はデフォルト値です。
項目 | 値 |
---|---|
名前 | bo3 |
URL | http://www41.atwiki.jp/cod_bo3/ |
クロール対象とするURL | http://www41.atwiki.jp/cod_bo3/.* |
最大アクセス数 | 30 |
間隔 | 1000 |
次にクローラーを走らせます。
システム > スケジューラ > Default Crawler > 今すぐ開始 を押下します。
少し経つとクローラーが停止します。
http://localhost:8080/ にアクセスし、適当な単語を入力します。
例「芋」
リンクをクリックするとそのページに飛ぶことができます。
#まとめ
管理UIカッコイイ。