Private NodeとPublic Node
Softlayerの仮想サーバにはPublic NodeとPrivate Nodeの2種類があります.
Privateの場合はハイパーバイザ1が自分専用になり,計算資源を厳密に管理できるようになります.
ハイパーバイザが共通(Public Node)だと,自分の仮想マシンでCPUを使いたくても,
同じハイパーバイザ上にいる別ユーザがCPU使ってるから割り当てられない,なんてことがあるかもしれないわけです.
CPUぶん回したいけどぶベアメタル頼む程でもない,くらいの用途に使うのではないでしょうか.
このへんの話についてはNI+Cの常田さんがわかりやすい図解付きで説明してくれています.
http://niccloud.niandc.ne.jp/?p=1197
注文方法
ポータル上(https://control.softlayer.com/)から注文しようとすこしハマるかもしれません.
マシンを注文するにはTOPページのOrderからDevicesをクリックします.
↓
クリックすると下のようなモーダルが出てきます.Private Nodeを注文するには左側を,Public Nodeを注文するには右側をクリックすればいいように見えます.
↓
privateの時間課金(上図の赤矢印)をクリックするとしたのような画面が表示されます.
必須項目(データセンターとOPERATING SYSTEM)を選択し注文するとPrivate Nodeを注文できるように見えます...が実は違います.
参考:
ちなみにpublicの時間課金(右側の青矢印のほう)をクリックした時に表示される画面はこんな感じです.
先ほどと同じに見えますが...同じです.
publicとprivateの切り替え
publicとprivateを切り替える場合は,注文画面に入る前の選択肢ではなく,注文画面内の「COMPUTING INSTANCE」の選択で行います.
クリックするとCoreの選択肢の上にpublicとprivateの切り替えタブがあります.
確認
注文の仕方がわかったということで,次は注文済みのマシンがpublicかprivateか見分ける方法を紹介します.
稼働しているマシン一覧はDevice Listに表示されますが,Private NodeかPublic Nodeかの情報はありません.
注文時のことを思い出してほしいのですが,publicかprivateの切り替えはCPUの種別選択で行いました.
CPUの種別を確認できればpublicかprivateの確認ができるはずなのですが,
詳細画面ではどちらも「1CORE」のように表示されてしまいます.
というわけで,ちょっと力技ですが,赤で囲まれている「Modify Device Configuration」リンクを押してみましょう.
(青で囲んだProcessorのModifyでもいいです)
↓
構成変更画面に入ると現在の構成がデフォルトで表示されています.
ここを見ることで対象マシンがPublic NodeかPrivate Nodeか確認することができます.
CPU変更画面
ちなみにCPUのみ変更の場合(青で囲まれたリンクをクリックした場合)は下記のようなモーダルが表示されます.
おまけ
APIからの確認はVirtualGuestの中の「dedicatedAccountHostOnlyFlag」を見ることで判定できます.お試しください.
http://sldn.softlayer.com/reference/datatypes/SoftLayer_Virtual_Guest
-
仮想マシンを管理するプログラム → wikipedia ↩