USBモデム AK-020 をudevだけで制御する (WIP) #SORACOM

SORACOM Air対応 USBモデム ABITさんのAK-020 のデバイス認識をudevのみでしっかり行おうという試みです

論よりコード

/etc/udev/rules.d/40-ak-020.rules

ACTION=="add", ATTRS{idVendor}=="15eb", ATTRS{idProduct}=="a403", RUN+="/usr/sbin/usb_modeswitch --std-eject --default-vendor 0x15eb --default-product 0xa403 --target-vendor 0x15eb --target-product 0x7d0e"
ACTION=="add", ATTRS{idVendor}=="15eb", ATTRS{idProduct}=="7d0e", RUN+="/sbin/modprobe usbserial vendor=0x15eb product=0x7d0e"

rulesファイルを書き換えたら再起動 OR $ sudo udevadm control --reload です

AK-020を挿したら /dev/ttyUSB[0-4] が出来上がっていますので、好きにしてください

$ ls /dev/ttyUSB* | cat
/dev/ttyUSB0
/dev/ttyUSB1
/dev/ttyUSB2
/dev/ttyUSB3

解説

AK-020は２つのUSBデバイスを持っています

CD-ROM: idProduct = a403
USB modem: idProduct = 7d0e

ですので、それぞれで対応するコマンドを RUN で動かすというのが主旨です

usb_modeswitch

usb_modeswitch --std-eject \
  --default-vendor 0x15eb --default-product 0xa403 \
  --target-vendor 0x15eb --target-product 0x7d0e

現在が default-* で target-* なデバイスの場合は --std-eject をしろ、という意味です

--std-eject は eject コマンドを実行したのと同じになり、これで手動でejectした状態と全く同じになります

modprobe

上記 usb_modeswitch により idProduct = 7d0e で(再)認識されるため、先のrulesの2行目に反応し、modprobeされるわけです (まぁ、insmodでもいいですが)

WIP;

デバイス名の固定化

ちなみに

/dev/ttyUSB* は mode=0660 group=dialout となっているので sudo gpasswd -a YOUR_ID dialout とdialoutグループに所属していると利用しやすいかもです

ただし Ubuntuな方は ModemManagerが ttyUSB0とttyUSB1をusedしているので systemctl stop ModemManager をしないと resource busy となるからハマります

※rootからなら強引に奪えますけど

参考資料

ごめんなさい

rc.localとかobsoluteです