よかった、またメソられてない模様! (12/1現在)
日時・場所
11/30(Day1) 12:30- Motnetgo D/Mirage
Jon Turow / Prinsipal Product Manager AWS IoT Device Services
概要
re:Invent 2016 Day 1 Keynoteで発表された AWS Greengrass
例のごとく、NEW LAUNCH!としてセッションが増えました
"Run IoT applications seamlessly across the AWS cloud and local devices using AWS Lambda and AWS IoT."と紹介されている AWS Greengrass セッションのレポートです
概ねの話はWebからでもわかると思うので、できること/できないこと・コーディング環境・デプロイなどの運用面を確認していきます
総括
- AWS GreengrassはAWS IoTとAWS Lambdaの実行環境を搭載した、インストール型ソフトウェア
- ゲートウェイやデバイスのいわばファームウェアとして機能するもので、オフラインファースト&エッジコンピューティングを実現
- サポートしていない事
- センサー等とのI/Oは別途コードを書く必要あり。あくまでも「エンベデッド向け言語でクラウドとか使うのしんどいしょ?そこは何とかするよ」というもの
※弊社的にはPD Emitter+Node-RED(からGUIを差っ引いた)AWS特化版
セッション内容
※実際のセッションでの紹介順序とは前後を入れ替えています
"AWS onto Your devices!" (AWSをあなたのデバイスに)
AWSではIoTのシステム構成を3つの柱に分類
- Things (センサーやデバイス等)
- Cloud (いわゆるデータ配信)
- Intelligence (ビジュアライズやML等)
そのうちAWS Greengrasは、従来AWS IoTとその他AWSサービスを使ったパターンをローカルデバイス無いに再現する
※上記の外側の枠はデバイス。その中にAWS IoTのRule engineやAWS Lambdaが入ってます
AWS Greengrassが解決すること
- 即応性(UX)向上 (ローカル処理可能だから)
- オフラインファースト (不安定な通信環境下でも無問題)
- アプリ開発をより簡単に (AWS Lambda(Python)で書けるから)
これらにより、IoTアプリケーション開発のスピード向上とコスト削減を目的とする
すでにLaunchパートナーがいる
注目はAWS Snowballも "Device" としてAWS Greengrassのテクノロジが入っている
価格はActiveデバイス数
3デバイスまではフリー
(アクティブの定義、未確認)
AWS Greengrassの構成要素
- AWS Greengrass Core (GGC)
- IoT Device SDK (AWS IoT Device SDKとの違い、未確認)
AWS Greengrass(GG) Coreの動作環境
Single core, 1GHz / 128MB
ターゲットOSはUbuntu or Amazon Linux
※とはいえ、Amazon Linuxをrawに動かす人っているの?
サポート言語はPython 2.7
※Python 2.7って書いてあるスライドはありませんでした。が、Jonはそう言ってた
AWS Lambdaのfunctionを書けば、localにdeployできる(Local Lambda) (方法は未確認)
Local Lambdaのユースケースはコマンドのコントロール、オフライン時の処理、クラウドとの通信前の処理といった、いわゆるエッジコンピューティングで考えられている事そのもの
AWS GGCにはMQTT brokerも搭載
Local Lambdaとの通信に使う (のだと思います) ※ここは推測が入っています
IoT Device SDK
先にも書いた通り、AWS IoT Device SDKとの違いは未確認
Technicolor社による AWS Greengrass 採用事例
得られた価値はAWS Greengrassが狙ったとおり(と、まぁここはヨイショが入ってました)
AWS Greengrassの必要性は、デバイス(ゲートウェイ)を自社だけでなくサードパーティーにも解放できることにあると考えており、すでに進めている
※スライドの左下には「3rd-party Services」って書いてあり、そこで開発されたAWS Lambda functionが "Gateway" にdeployされており、結果としてスライド右下の3rd-party deviceをコントロールしている
まとめのスライド
所感
AWS Greengrassの利点はもちろん開発環境にありますが、ビジネスから注目すべき点は ゲートウェイのプラットフォーム化 (= 3rd-party参加可能) にあると考えています
Limited previewとのことですが、早く使ってみたいですねー
あとがき
ねむい。