はじめに
この文書は、LXCの開発者の一人であり、Ubuntu/CanonicalでUbuntu Server、Ubuntu Phoneの開発に携わっているStéphane Graberが2013年末から2014年初めにかけて投稿した「LXC 1.0: Blog post series」の記事の一つを翻訳したものです。
翻訳の際に追記したものは「(訳注:……)」と表記するか、「(訳注1)」という形で記事の最後に説明を追加しています。文書の中の一人称はすべて原文の執筆者であるStéphane Graberを指します。文書の体裁はQiitaのMarkdownにあわせて原文から若干変更しています。
この文書のライセンスは原文と同じく、Creative Commons BY-NC-SA 2.5のもとに提供されています。
LXC 1.0: Blog post series [0/10]
今年(訳注:2013年の終わりに公開されました)もほぼ終わりです。私は10日ほどの休暇を取得しましたが、少しだけ時間が残っています。
私は、来年の早い段階でリリースされるLXC 1.0のために、LXCの最新版に対して作業を行なってきました。そこで、LXCの現状についてブログを書くことが、その余った時間の素敵な使い方になるのではないかと考えたのです。
その結果、LXCでもっとも素晴らしいと私が考える機能について解説した10個の記事を準備することにしました。予定される構成は以下のようになっています。
- LXC 1.0: 最初のUbuntuコンテナー [1/10]
- LXC 1.0: 二つ目のコンテナー [2/10]
- LXC 1.0: コンテナーの高度な使い方 [3/10]
- LXC 1.0: コンテナーのさらに高度な使い方 [4/10]
- LXC 1.0: コンテナーストレージ [5/10]
- LXC 1.0: セキュリティ機能 [6/10]
- LXC 1.0: 非特権コンテナー [7/10]
- LXC 1.0: APIを用いたスクリプト [8/10]
- LXC 1.0: コンテナーの中でGUI [9/10]
- LXC 1.0: 問題の解決方法とデバッグ [10/10]
LXC 1.0というタイトルがついているものの、ほとんどは古いLXCでも動くものと思います。しかしながらいくつかの機能については、できるだけ最新のLXC(つまりアップストリームのgitリポジトリにあるもの)を必要とするかもしれません。必要なものは明示し、Ubuntuのstable backportやPPA上のアップストリームのスナップショットを導入する方法も説明する予定です。
この最初の記事に、個々の記事へのリンクを追記するつもりです。ブックマークや参照したいのであれば、この記事を使ってください。