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Annual Report of the Ubuntu Weekly Recipe 2015

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2015年最後のUbuntu Weekly Recipeは12月12日に行われたオフラインミーティングのレポートとなりました。というわけで昨年に引き続き、2015年に掲載された記事をまとめてみます。

2015年のUbuntu

2015年にもUbuntuはさまざまなニュースがありました1。一番はなんといっても Ubuntu Phoneの販売 でしょう。当初はbqからヨーロッパ向けに「フラッシュセール(個数・期間限定のゲリラ販売)」の形での販売でした。何回か繰り替えした上で十分な数がはけたため、現在は定常的な販売に切り替わっています。bqからは液晶が大きくなったモデルもリリースされたり、ヨーロッパ以外にも発送されるようになりました。日本でも注文すれば届くのですが、電波法の壁により利用できません。もう一つのUbuntu PhoneメーカーであるMeizuからもMX4の販売が開始しました。こちらはbqのAquarisシリーズに比べるとハイエンド寄りです。

「新しいUbuntu」の一形態である「Snappy」もかなり進化しています。とりわけRaspberry Pi 2やドローン、ホワイトボックススイッチといったちょっとリッチなIoTデバイス向けのOSとしてSnappy Ubuntu Coreが採用されるというニュースがいくつか流れています。特にロボティクス関連はROSがSnappyに積極的なこともあって、今後も増えていくことになるでしょう。変り種としては、Ubuntu冷蔵庫なんかも話題になりましたね。他にも「Ubuntuはいってる」デバイスとして、Intel Compute StickやDell、地域限定ながらもThinkPadなども販売されています。年明けに開催されるCES2016でも、何か出てくるかもしれません。

Ubuntu PhoneやIoTの影に隠れる形で、Ubuntuデスクトップそのものの大きな進化はまだ見えてきません。しかし大きな変化が着々と進行中です。2016年にはUbuntu PhoneとSnappyが融合した「Ubuntu Personal」がお目見えします。これはSnappyをベースシステムに、Ubuntu Phoneで採用しているMir/Unity8を実現した「新世代のUbuntuデスクトップ」の環境になります。このUbuntu Personalがうまく動けば、ようやく「IoTからスマートデバイス、デスクトップに至るまで一つのOSで」というコンバージドなUbuntuが実現するわけです。

2015年のUbuntu Weekly Recipeは、昨年に引き続きいくやさんによる「第356回 2015年のデスクトップ環境」から始まりました。Ubuntu/Unityだけでなく、他のデスクトップ環境についても総ざらいしているので、Ubuntuや他のフレーバー、Ubuntu以外のLinuxディストリビューションのユーザーも、自分の使っているデスクトップ環境が一年でどう変わったのか振り返ってみるのも良いのではないでしょうか。

2015年はこの第356回から第403回までの48回の連載でした。予定どおり400回には到達しましたが、昨年の51回に比べると若干ペースは落ちています。これはお盆や連休などで、積極的に休載するようにしたためです。このままのペースだと2017年内の500回は厳しいかもしれませんね。できればオフラインミーティングの時期に500回記念をあわせたいので、ペースをあげて年52回程度にするか、もっと休載して2018年4月ぐらいに500回到達するようにするか悩みどころです。

RecipeっぽいRecipe

Ubuntu Weekly Recipe」は「 Ubuntuの強力なデスクトップ機能を活用するための、いろいろなレシピをお届けします。 」とあるように、本来はUbuntuの(主としてデスクトップの)ソフトウェアやカスタマイズ方法を紹介する連載でした。今ではデスクトップやサーバーに関係なくUbuntu特有の機能を突っ込んで紹介したり、リリースごとの変更点のまとめ、イベントレポートなど執筆陣が思いついたものを自由に掲載していますが、今でもこのタイプの紹介記事はそれなりに存在します。

たとえばいくやさんが書いた第363回のLibreOfficeでCSVを編集する記事や第366回のディスク管理ツール(GNOME Disks)を活用する記事は、Ubuntuデスクトップに最初から入っているソフトウェアを活用するという意味では「ザ・王道」とも言えるRecipeですね。

他にも第374回では坂本さんが「Synfig Studio」をインストールして2Dアニメーションを作る方法を紹介してくれていますし、第389回第390回回ではいくやさんがMarkdownエディターを、第377回ではかずはまさんがPushbulletの通知を受け取る方法を、第397回ではロジクールのUniyingレシーバーを管理する方法を自分が紹介しています。いくやさんが第399回第402回で解説しているバックアップネタもRecipeらしい人気のある記事です。Ubuntu Makeを紹介した第372回は、ある意味でUbuntu向けの記事ともいえます。

少しずれてはいますが、タスク管理方法を紹介する第357回やファイル共有サーバーとしてのUbuntu Oneを紹介する第393回なども、Ubuntuサーバーに何かをインストールしてデスクトップ環境を便利に使うという意味では、このカテゴリに入るかもしれません。あと、第382回ではデスクトップでもサーバーでも便利なByobuについて紹介しました。最後の記事は第291回をはじめとして何回かやっているByobu紹介記事の焼き直しですね。

今年のRecipeの特徴として「視覚化」というワードがいつも以上に出てきました。たとえば第367回ではネットワークトラフィックを、第371回では無線LANの電波環境を視覚化する記事を書きましたし、第378回ではスマートフォンで取得したGPSログを元に経路をOpenStreetMapに表示するような記事を書きました。水野さんが書いてくれた第391回もPCの状態をConkyで「視覚化」する記事ですね。

IoTやビッグデータという単語がそこら中に蔓延しているように、あらゆるものがログをとるような時代になっています。今後は如何にそれを視覚化し、意味のある情報を抽出していくかが重要になってくるわけです。Ubuntuも特にサーバーの分野においては、OpenStackで大規模データ解析の基盤を提供しつつ、Storm+Kafkaのようなリアルタイムデータ処理環境やHadoop+Sparkのような分散処理システムを簡単に導入できるよう、JujuやMAASを日々開発しつづけています。ただ、いきなりそういうレベルでビッグデータや解析とか言われても、個人レベルではあまり使い道がないわけなので、今年は個人レベルでできそうな「視覚化」や「データ解析」のRecipeを書いた、というわけなのです。ええ、この理由はたった今思いつきました。

来年のどこかで書きたい or 誰かに書いてほしい記事の一つが「UbuntuにおけるR入門」です。今さらR入門?と思うかもしれません。ただ、Rに限らずPythonであれGoであれ、最近の言語は独自のパッケージングシステムを持っています。よってUbuntuのパッケージングシステムとの兼ね合い、どのように共存すべきか、LTSで最新のRを使うにはどうするのが良いのか、などUbuntuならではの切り口で紹介できたらなぁ、と思うわけです。今これを読んでいるそこのRに詳しいあなた、ちょっと書いてみませんか?

リリースごとの紹介記事

Ubuntuは半年毎にリリースしているので、半年毎に「 今回のUbuntu! 」みたいな記事が書けるわけです。ただ最近はおとなしめのリリースが続いているため、ちゃんと追っかけておかないと記事にできるだけの変更点を把握できなかったりもします。

今年はLTSの合間ということで、どちらも普通のリリースでした。しかもUbuntu PhoneやMAAS/Juju、OpenStack、LXC/LXD、SnappyなどUbuntuデスクトップ以外に注力していることもあって、Ubuntuそのものの変化は相変わらず乏しい状態です。そんな状態でも、いくやさんの恒例の記事は安定したアクセスを稼いでいるようです。Ubuntu 15.04では第369回第370回でUbuntu GNOMEと日本語関連の紹介を、さらに公式フレーバーとなったUbuntu MATEを第373回で紹介してくれました。Ubuntu 15.10でも第395回第396回でそれぞれ日本語関連とUbuntu GNOMEの説明を行っています。Ubuntu 26.04 LTSでは、15.10に引き続きUbuntu公式リポジトリのGNOME関連のコンポーネントが大幅にジャンプアップしているので、今から解説が楽しみです。

2015年の5月には当初予定していたスケジュール通り、Ubuntu 10.04 LTSのサポートが終了となりました(EoL)。まだサーバーで10.04を使っているという話もちらほら聞こえていましたので2第365回では10.04から14.04へアップグレードする際に気をつけるべきことをまとめています。

Ubuntu 15.04ではUbuntuのinitシステムをUpstartからsystemdに変更するというビッグイベントが発生しました。そこで各自で記述したUpstart Jobをsystemd Unitに変更する際の注意点を第358回で紹介しました。Ubuntu 14.04 LTSからUbuntu 16.04 LTSに移行する際も同様の問題が発生します。4月ぐらいにまた同じような話題で記事を書けたらな、と思っています。

買ってみた・インストールしてみた

何かデバイスを買ってきてUbuntuをインストールしてみたり、Ubuntu上で使ってみる系の記事も比較的人気です。世の中のデバイスは大抵WindowsやMacには対応しているもののLinuxについては記載がないため、本当にUbuntuで使えるのかということを購入前に確認できることがうれしいという話を聞きます。

去年はこのカテゴリに対して「きっと誰かがChromebookやChromebox、その他新しいPCやARMマシンなどにUbuntuをインストールした例を紹介してくれることでしょう」なんて書きましたが、蓋を開けてみると掲載されたのは二つだけでした。

一つはいくやさんによる第385回の「Celeron N3150で省エネPC生活」です。179回259回326回とだんだん購入ペースが短くなっている財力ぱねぇ。といっても、記事を読む限りうまいこと安い時に調達している感じなのでしょうか。前のPCとかはどうしているんだろう。

もうひとつは上野さんによる第388回の「Intel Compute StickでUbuntuを使う」です。スティック型PCは、今年かなり数が出ましたね。どれも似たりよったりの構成なので、32ビットUEFI問題とかWiFi/Bluetoothのファームウェアがないとかそういう事情もだいたい同じです。その中でもIntel Compute Stickは最初からUbuntu版がリリースされることが公表されていたことで、海外でも話題になっていました。国内での販売は延期に次ぐ延期でしたが、この記事が公開された少しあとぐらいに無事販売を開始したそうです。Ubuntu版買うつもりだったのに、延期しすぎてタイミングを逃してしまった……。

サーバーとしてのUbuntu

Ubuntuが一躍人気ディストリビューションの一角を占めるようになったのは、紛れもなくデスクトップ版のUbuntuの使いやすさによるものです。しかしながらサーバー版のUbuntuも現在はCentOSやDebianを肩を並べる勢いで利用されています。

そんなUbuntuサーバーのノウハウの紹介も、反応が良いカテゴリーの記事です。このあたりは実際にサーバー運用のお仕事をしている水野さんが、いろいろと面白い記事を書いてくれていますね。第359回第383回ではそれぞれMunin、Xymonを使ったリソースの可視化やモニタリングの記事を書いてくれました。自分もそれに対抗(?)して、Sensuを使ったリソース可視化の記事を第361回に書いています。第386回ではこれまた水野さんがUnboundを使ったDNSサーバーの構築方法を、続けて第387回ではSSLを使ったサービスを構築する際のあれこれを解説してくれています。

Ubuntuはサーバー分野ではOpenStackに力を入れています。OpenStackの構築やOpenStackプラットフォームで何か大規模なソフトウェアスタックを構築するのにはいろいろと手間がかかるので、その自動化に使えるオーケストレーションツールの構築にも力を入れています。よってUbuntuでOpenStack環境を構築するのであれば、オーケストレーションツールであるMAAS/Jujuの組み合わせを使うのが一番簡単です。ただ、開発版のOpenStackのGitリポジトリのHEADを使うということであれば、DevStackを使う方が簡単になります。そこで第398回ではVirtualBoxとDevStackを組み合わせて使う方法を紹介しました。ちなみにちょうどOpenStack Summit Tokyoが終わったあとで、次のリリースのMitakaに向けて、開発にちょっとでも興味を持ってもらえたらな、という願いも込めています。

MAAS/Juju関連の記事はもう少し増やしたいのですが、今年は第379回だけでした。Jujuを使ってJenkins環境を構築しようという話ですね。これは必要に迫られて構築した体験記をそのままRecipeに流用した記事です。

Raspberry Pi 2を使って遊んでみた

今年の2月に「Raspberry Pi 2 Model B」が突如販売開始となりました。Raspberry Piと言えば、組み込みやホビー用途の安価なARMボードとして人気を博した大ベストセラー商品です。ただし残念ながらCPUアーキテクチャが古いため、Ubuntuは動かないという状況でした。今回発売されたRaspberry Pi 2はCortex-A7搭載のSoCに一新されたため、Ubuntuが動くという大きな特徴があったのです3

さっそく2月の半ばの第362回では、Raspberry Pi 2上でXubuntu 14.04を動かす記事を掲載しました。Xubuntuなのは、Raspberry Pi 2上のGPUの3Dアクセラレーションが有効化にできず、Unityだと実用的な速度で動作しないためです。ちなみにこの時は、Raspberry Piの公式サイトで配布していたSnappy版のUbuntuイメージを流用してUbuntu環境を作るという、かなり力技なことをやっています。その後、通常のUbuntu環境を構築するツールが作られたり、それを使って非公式なイメージが配布されたりするようになってから書いたのが2週間後の第364回です。この回ではRaspberry Pi 2をUbuntuサーバーとして利用し、その上でDocker+ownCloud環境を作るというものです。Raspberry Pi 2は実はCPU仮想化支援機構が存在するためがんばればKVMが動きます。でもがんばるのは大変なのでここはコンテナ型仮想化を使って、よりリソースに優しい形で実現しています。さらに周辺環境が整備された頃、今度はいくやさんが第376回でRaspberry Pi 2にRDPでリモートアクセスするというRecipeを書いてくれました。このように、安価に購入できるからこそ、Raspberry Pi 2はいろいろと遊べて楽しいですね。

Raspberry Pi 2ではないのですが、同じようなARMデバイスのCubox-iを対象に第360回では水野さんがARMデバイスにおしゃべりさせる記事を書いてくれています。本文中にもあるようにRaspberry Pi 2でも使えるはずなので、興味のある方はぜひチャレンジを。

組み込み向けというカテゴリーとして、第384回ではUbuntuのInitramfsについて解説しました。Raspberry Pi 2をRAMFSだけで動かしたい場合に参考になるかもしれません。また、Ubuntuは最近「Snappy」という新しいベースシステムを開発中です。第392回では、この「Snappy Ubuntu Core」のりよう方法を紹介しています。今年後半からはRaspberry Pi 2向けのSnappyイメージも正式に公開されるようになったので、より使いやすくなっています。Snappyは将来的に、デスクトップ環境(Unity8/Mir)が導入される予定です。この「Snappy+Unity8+Mir=Ubuntu Personal」を先取りして紹介したのが、第394回になります。

Intel EdisonやRaspberry Pi Zeroなど面白いデバイスも出ているものの、これらは非力すぎてUbuntuで動かすのはなかなか難しいところです。そんな中、今年から来年にかけてUbuntu搭載ドローンやロボットがいくつか販売されるので、これらもいつか紹介したいですね。

全然RecipeじゃないRecipe

如何せん7年以上400回も連載を続けていると、書いている方も普段とは違う雰囲気の記事を書きたくなってきます。第375回はたまたま2月に開催された「OpenStack Roadshow Tokyo」に行くつもりだという話から、なんやかんやで自分が書くことになった記事です。普段とは違うということもあって、かなり苦労した記憶があります。

最近は定番化してきたオフラインミーティングのレポートも「普段とは違う」記事ですね。第380回では初めて自分がレポートを書いたのですが、ICレコーダーに残された発表の声を何度も聞きなおしながら文字を起こしました。自慢以外の何ものでもありませんが、15.04や15.10のオフラインミーティングで世界でもっともたくさんセミナーを聞いたという自負があります。自慢できるのは回数だけですか。第381回の「インプットメソッドの便利な機能」は、「オフラインミーティングの内容から発展して」いくやさんが書いてくれた記事になります。

「普段とは違う」を目指した結果、悪ふざけが過ぎたのが第368回の「エイプリルフール」や第400回の「からあげ」、第401回の「SwiftでSwiftをSwift」ですね。これは、まぁ、その、すみませんでした。今後も隙を見てふざけていく所存ですのでよろしくお願いいたします。

数字で見るRecipe

今年掲載された48回のうちUbuntu Japanese Teamの投稿が46回、ゲスト投稿が2回でした。前回の7回に比べてゲスト減っちゃいましたね。チーム内の担当回数としては、柴田が24回、いくやさんが15回、水野さんが6回、坂本さんが1回という内訳です。そうか、半分も書いたのですか。

はてなブックマークの総数は858件でした。2014年の755件に比べると増えていますが、2013年の1015件、2012年の1001件より少ない状態です。ちなみにTwitterの方は仕様変更で共有数が表示されなくなったので、今回は計算していません。リツイートも引用あるなしで何か挙動が違うように見えるので、リツイート数もあまりあてにならないんですよね。

個別の記事のウケのよさを見るために、はてなブックマークの12月24日時点での状況を軽くまとめてランキングにしてみました4

順位 はてなブックマーク数
1 第359回(53件)
Muninでサーバーのリソースを可視化しよう
2 第364回(48件)
Raspberry Pi 2でDockerとownCloudを動かす
3 第362回(46件)
Raspberry Pi 2でXubuntu 14.04を動かす
4 第372回(44件)
Ubuntu Makeで簡単にAndroid開発環境を構築する
5 第361回(40件)
Sensuでサーバーのリソースを可視化しよう
6 第395回(37件)
Ubuntu 15.10の日本語入力
7 第363回(34件)
CSVエディターとしてのLibreOffice Calc
8 第371回(33件)
無線LANの電波環境を視覚化・改善しよう
9 第387回(28件)
UbuntuでSSLを利用したサービスを構築する
10 第379回(27件)
Jujuを使ってJenkins環境を構築する
                         _

今年一番ブックマーク数が多かったのは第359回の水野さんによる「Muninでサーバーのリソースを可視化しよう」でした。水野さんは9位にも入っているなど、執筆回数に比べるとブックマークされる件数は多いのでとても良い打率ですね。6位に入ったいくやさんの「Ubuntu 15.10の日本語入力」はいつもだとトップスリーに入る記事です。今年はFcitxへのスイッチやMozcへのスイッチなどいろいろなことが起こってはいますが、iBusの頃に比べると気をつけなきゃいけないことが減っているために、参考にしようとする人も減っているのでしょうか。もしそうだとするとそれはそれで良いことですね。

今年のRecipe一覧

まとめ

今年のUbuntu Weekly Recipeはいかがでしたでしょうか。読んだ記事・読んでない記事・書いた記事の振り返りとして参考になれば幸いです。


  1. Ubuntuのニュースが読みたい方はUbuntu Weekly Topicsへ! 

  2. たとえばさくらのVPSの初代がUbuntu 10.04 LTS対応だったりしましたので、そのまま使い続けているというケースもあったようです。 

  3. ここで「Ubuntuが動く」というのは、「Ubuntuの公式リポジトリにあるARMhf向けのバイナリパッケージをそのまま使える」という意味になります。UbuntuはARMv7をターゲットにしたコンパイラオプションを設定しているため、ARMv6以前のCPUでは動作しません。Debianは、より広範囲のアーキテクチャをサポートしているので、そのままでも動作します。 

  4. この手のランキングは話題がタイムリーかどうかやタイトルがキャッチーかどうかといったことはもちろんのこと、一週間前の記事が良記事だったどうかでも変わってくるため、「内容の良さ」とはほとんど関係がないことに注意が必要です。どんなネタやタイトルに食いついてくれるのかなと考える際のとっかかり程度に思ってもらえれば。ぶっちゃけ、4位の記事は「Android」がタイトルに入っていたからブックマーク数が伸びたんだと思います。それ以外の理由が思いつかない。 

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