Ubuntu環境と同じようにWindows7のCygwin環境でRictyフォントを生成したら
日本語の文字間が開きすぎて変なフォントになってしまた。
でもちゃんと解決策があったので手順を覚え書き。
各種データダウンロード
Rictyホームページ に掲載されている手順を参考に
各サイトから必要データをダウンロードする。
ライセンスの関係で自分でフォントを合成せねばならぬのだ!
Ricty 合成スクリプト取得
Rictyサイト に掲載されている Current Version をダウンロード。
この時点では GitHub.com に公開されていたので、GitHub の DownloadZip ボタンから取得。
Inconsolata フォント取得
Inconsolata公式サイト からTrueTypeフォントをダウンロードします。
Migu 1M フォント取得
M+とIPAの合成フォント から Migu 1M をダウンロードします。
Zipファイルなので解凍しておく。
fontforgeインストール
Cygwin上で apt-cyg install fontforge
を実行。
apt-cygコマンドに慣れきってしまたので、他の方法では知らん。
合成
解凍したRictyのディレクトリにInconsolata.otfファイルとmigu-1m-regular.ttf, migu-1m-bold.ttfをコピーする。
CygwinでRictyを解凍したディレクトリに移動して下のコマンドを実行。
$ ./ricty_generator.sh Inconsolata.otf migu-1m-regular.ttf migu-1m-bold.ttf
時間かかるのでお茶でもすすって待つ ( ゚Д゚)⊃旦 チャノメヤ
出来上がったフォントそのままだと文字間が広すぎて使えないので次のコマンドを実行することでフォントか修正される。
$ misc/os2version_reviser.sh Ricty-*.ttf RictyDiscord-*.ttf
変更前のフォントが.bak拡張子ファイルとして残されている。
.ttfフォントをダブルクリックして開いたフォントビューワーからインストールすれば完了だ。
#番外編 powerline
せっかくなので、vimとかtmuxとか見た目がかっこいい感じになるpowerline各種に対応させるためにパッチを当てよう。
まぁこの段階ですでにfontpatcherは入手済みである事が多いと思うけど、まだって時の為に単独で入手してパッチを当てる。
$ git clone https://github.com/Lokaltog/powerline-fontpatcher.git
$ fontforge -lang=py -script /path/to/powerline-fontpatcher/scripts/powerline-fontpatcher /path/to/Ricty-Regular.ttf
格パス(/path/toの部分)は実行環境に合わせて変えておくれ。
元のフォントと同じディレクトリにRicty Regular for Powerline.ttfが生成される。
このフォントをインストールしてvimなりPuTTYのようなターミナルソフトのフォントに設定すればおk。
ただ、Windowsのレンダリングエンジンはきれいにフォントを出力できないので、
PuTTYのアンチエイリアス設定じゃないときれいに表示してくれないのが欠点。
余裕があればMacType(だっけ?)とかのレンダリングエンジンを別途入れた方がいいね。
#Cygwin(Mintty)にフォント反映できない
ここまでやったなら、当然CygwinにもRicty powerlineフォント設定したいでしょ?
でも設定画面からフォント選択すると・・・
「その名前のフォントはありません。
フォント一覧からフォントを選んでください。」
とか出るの。
あのー・・・一覧から選択したんですがーーー!!!
と文句を言っても解決しないので解決方法を。
Cygwinにログインした後、ホームディレクトリ直下にある。.minttyrcファイルを編集。
以下の項目を編集または追加設定する。
Font=Ricty for Powerline
FontHeight=11
これで快適ライフを送れるね!
参考サイト