gccをソースからビルド/インストールする

  • 15
    いいね
  • 0
    コメント
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

目的

configureスクリプトでMakefileを生成してビルド/インストールする場合、
1. ソースを取得し、
2. ./configureでMakefileを生成し、
3. makeでビルドし、
4. make installでインストール完了。

しかし、gccには./configureの追加オプションや追加の手順があるため、
gccをソースからビルド/インストールする手順をここに記す。

1. ソースを取得

https://gcc.gnu.org/mirrors.html
を参考にソースを取得したいURLを選択。

ftp.tsukuba.wide.ad.jpからgcc-4.8.5をダウンロード
wget http://ftp.tsukuba.wide.ad.jp/software/gcc/releases/gcc-4.8.5/gcc-4.8.5.tar.gz

2. 圧縮ファイルを解凍し、移動

tar xzf gcc-4.8.5.tar.gz
cd gcc-4.8.5

3. gccのビルドに必要なモジュールをダウンロード

./contrib/download_prerequisites

4. ビルド用のディレクトリを作成し、移動

mkdir build
cd build

5. configureスクリプトを実行し、Makefileを生成

../configure --enable-languages=c,c++ --prefix=/usr/local --disable-bootstrap --disable-multilib

configureオプション

https://gcc.gnu.org/install/configure.html

オプション名 説明
--enable-languages gccのビルド対象言語
--prefix make install実行時のインストール先ディレクトリ
--disable-bootstrap 通常は3回ビルドを行って検証を行うが、ビルド時間短縮のため、1回だけにする
--disable-multilib 64bit環境だとgnu/stubs-32.hでエラーが発生するので、指定

6. ビルド

make > /dev/null

標準出力のリダイレクト先を/dev/nullにすることで
標準出力に表示される情報を抑制する

7. インストール

root権限を持つuserで実行
make install > /dev/null

8. 確認

/usr/local/bin/gcc -v
/usr/local/bin/g++ -v

ビルドしたバージョンと同じバージョンが表示されていれば、作業完了。