Windows10 IoT Coreの最新版(Build 15063)で日本語用音声認識エンジンが正式に利用できるようになりました。
Cortanaも利用できるようになっているのですが、まだ日本語には対応していないようです。
今回の記事ではRPi3に音声認識エンジン(音声合成エンジンも含んでいたりします)のインストールまで説明します。
ダウンロード&インストール
1.Microsoft Download Centerから「Windows10 IoT Core packages」をダウンロードします。
2.ダウンロードしたファイルをマウントします。(isoファイルなのでダブルクリックでマウントできます)
3.マウントしたディスク内の3つのインストーラーの内「Windows_10_IoT_Core_ARM_Packages.msi」をダブルクリックします。
コピー&アップデート
1.「C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\MSPackages\retail\arm\fre」フォルダ内にある「Microsoft-Windows-OneCore-Microsoft-SpeechData-ja-JP-Package.cab」ファイルをRPi3にコピーします。コピー先は「C:\Users\Public」フォルダがいいでしょう。
2.PowerShellかターミナルソフトでRPi3に接続します。
3.先ほど言語パッケージファイルをコピーしたフォルダに移動します。
4.続いてコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
・applyupdate -stage Microsoft-Windows-OneCore-Microsoft-SpeechData-ja-JP-Package.cab
・applyupdate -commit
5.RPi3を再起動します。
以上で音声認識エンジンのインストールができました。
ちなみに現在インストールできる言語パッケージは13種類(en-USは元々インストール済み)あります。
・ドイツ語(de-DE)
・カナダ英語(en-CA)
・イギリス英語(en-GB)
・アメリカ英語(en-US)
・スペイン語(es-ES)
・メキシコスペイン語(es-MX)
・カナダフランス語(fr-CA)
・フランス語(fr-FR)
・イタリア語(it-IT)
・日本語(ja-JP)
・中国語(zh-CN)
・香港中国語(zh-HK)
・台湾中国語(zn-TW)
その他の言語パッケージも同様の方法でインストールできます。