最近はviやEclipseを使う機会が増えて,以前ほどemacsを利用しないのですが,たまに書き捨てのコードを書いたり,競技プログラミングするときにはまだまだ使ってます.
quickrun.elは,emacs内でコードを実行して,結果をバッファに表示することができるelispです.
Github
https://github.com/syohex/emacs-quickrun
作者様ブログ(更新情報も記載されているのでチェックおすすめです)
http://syohex.hatenablog.com/
導入
環境:
Mac OS 10.11
emacs 24.5.1
Caskを用いるのが最も早いと思います.
Cask
https://github.com/cask/cask
$ brew install cask
(depends-on "quickrun")
$ cd ~/.emacs.d
$ cask install
インストールが終わったら,init.elにquickrun.elを読み込むように追記.
(require `quickrun)
これで終わり.
機能(一部)
自分が使いそうな機能だけ紹介しておきます.
ほぼGithubページの"Basic Usage"を訳しただけです.
M-x quickrun
基本はこいつです.
カレントバッファのプログラムを(引数無しで)実行し,結果をquickrunバッファに表示します.
結構賢くて,ファイルのshebangにシェルコマンドを書くと,それを読んで実行したりします.
プログラムの中で標準入力を読み込みたい場合には,実行したいファイル名(例えば,foo.c)に対して,foo.c.qrinputというファイルを作成し,そこに標準入力から読み込みたい内容を記述します.
その上で,foo.cに対してquickrunを実行すると,実行時に自動的にfoo.c.qrinputが読み込まれて標準入力に渡されるようです.
M-x quickrun-with-arg
これは,カレントバッファのプログラムをコマンドライン引数をとって実行し,結果をquickrunバッファに表示します.
書き捨てのスクリプトなんかだと,ファイルを読み込んで変換したものを出力するような操作が多いので,結構役立ちます.
カスタマイズ
導入自体はこれで完了していますが,ショートカットキーを設定するとより効率的に実行できるようになります.
(global-set-key (kbd "<f5>") 'quickrun)
(global-set-key (kbd "C-<f5>") 'quickrun-with-arg)
(global-set-key (kbd "M-<f5>") 'quickrun-compile-only)