pecoが浸透し始めてる。すばらしい!でも同時に「pecoをビルドしようと思ったらgoが入っていなかった…」というポストもちらほら見かけるようになった。
qiitaに書いてある記事も結構goをインストールしてコンパイルするところから触れているものが多い。
これらが「ついでだからgoをインストールしよう」という意図なのか「pecoはgoがないとインストールできない」と思ってるからなのかわからないのでこの記事を書くことにした。
pecoを使うだけならgoをインストール必要する必要はない
pecoの開発版を使いたいのでは無い限り、go本体をインストールする必要はありません。go getする必要もありません
リリースファイルをインストールする
READMEにもあるようにpecoにはリリース版のファイル群があります。この中から使いたいバージョンのリリースを探してファイルを解凍し、pecoのバイナリを/usr/local/binなどに配置して実行権限を付与してやれば終了です。
例:
OS X: homebrewを使う
OS X上であれば homebrewを使うのが一番簡単です。現時点ではTapとして登録してありますので以下のようにtapを指定してからのインストールとなります。
$ brew tap peco/peco
$ brew install peco
追記 2015年2月某日に pecoが本家homebrewにとりこまれたので上記tapは必要なくなりました! 本家のほうが追従が遅いとか、なんらかの理由がある場合を考慮してtapは残しますが、今後は以下だけでpecoをhomebrewからインストールできるはずです:
$ brew install peco
バイナリ版を使う上での注意
0.1.11以前ではOS X版等でクロスコンパイル対応に一部問題があったため設定ファイルが読み込まれない問題がありましたので、0.1.11かそれ以降をお使いください。
というわけでバイナリ版がおすすめです
というわけでpecoを使いたいだけの場合、goをインストールする必要はありません。そもそもpercolのかわりにgo実装であるpecoを書いたのも「pythonとか設定せずに単体のバイナリが欲しい!」と思ったからでした。そういうわけでpecoではバイナリファイルを配布していますので、開発版を使いたい理由が無い限りはそちらからインストールしてください。