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Steel Bank Common Lisp 1.1.5の変更点

Last updated at Posted at 2013-03-02

News - Steel Bank Common Lispの内容を日本語訳したものです。内容の正しさは保証しません。


互換性のない小さな変更

  • SB-SPROF:WITH-PROFILINGがデフォルトではループしなくなりました。

新機能

  • パッケージローカルなニックネーム。詳しくはマニュアルを見てください。
  • SB-EXT:MAP-DIRECTORYがディレクトリの走査に対する強力なインターフェイスを提供します。CL:DIRECTORYのためにSBCLがバックエンドで使っているものです。

機能拡張

  • IMPORT、EXPORT、USE-PACKAGEの結果で起こる名前の衝突を解決するための、より使いやすいリスタート。
  • (訳注:既存の定義と)異なるDEFPACKAGEのフォームが、状況を解決させるためのリスタートを伴ない、きちんとしたエラーを発生させるようになりました。(#891351
  • SB-EXT:ON-PACKAGE-VARIANCEを設定することで、異なるDEFPACKAGEのフォームが、状況を解決させるためのリスタートを伴ない、適切にエラーを発生させることができるようになりました。詳しくはマニュアルを見てください。(#891351
  • WindowsでMAKE-RANDOM-STATEがCryptGenRandomをシードとして使うようになりました。(Anton Kovalenkoのおかげです)
  • バックトレースの改良
    • 補助的なCLOSのディスパッチ関数がより良いデバッグ名を持つようになりました。(#503081
    • バックトレースでのより読みやすいメソッド名。SB-DEBUG:METHOD-FRAME-STYLEを参照してください。
    • SB-DEBUG:BACKTRACEとSB-DEBUG:BACKTRACE-AS-LISTの前方互換な代替として、SB-DEBUG:PRINT-BACKTRACEとSB-DEBUG:LIST-BACKTRACEが利用できます。
    • 同じ情報がより控え目な形でフレームアノテーションとして提供されるため、SB-DEBUG:SHOW-ENTRY-POINT-DETAILSが廃止予定となりました。
  • SB-POSIXがMAP-ANONを提供するようになりました。
  • テストスイートの結果に色が付くようになりました。失敗は赤、予期しない成功は緑になります。WindowsとANSIエスケープコードをサポートした端末で動作します。

最適化

  • SB-CONCURRENCY:QUEUEの実装がより効率的になりました。(James M. Lawrenceのおかげです)

バグ修正

  • RESTART-CASEのマクロ展開で未使用変数のスタイル警告が出なくなりました。(#1113859
  • sb-bsd-sockets.asdをロードしているときの未使用変数のスタイル警告が出なくなりました。(#1114681
  • パッケージの削除が、ほかのパッケージのimplementation-packageのリストからも、そのパッケージを削除していました。
  • たまに発生する「interrupt already pending」問題を修正するものではありませんが、SB-SPROF:WITH-PROFILINGがDarwinのSLIME REPLでも使えるようになりました。
  • (setf (documentation 'x 'function))と(setf (documentation #'x t))が違う場所にドキュメンテーションを設定していました。(1.0.43.63からのリグレッションです)
  • 新しいglibcでのビルド。(#1095036

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