機能強化
- ロケールの設定(環境変数LANGなど)がおかしいときに警告が出るようになった
- WindowsでもC-cでフォアグラウンドのスレッドを中断できるようになった
- FFIでstdcall呼出規約によるコールバックをサポートした
- ビルド時に指定をすることで、POSIX環境ではpseudo-atomicの処理を利用せずにsb-safepointをビルドできるようになり、その分の実行時のオーバヘッドをなくすことができるようになった
- sb-safepointを使っている場合、FFIでのコールバックを通して、Lispの外部で作られたスレッドからLispの内部に入ることができるようになり、その関数呼び出しの間はLispのスレッドとして見えるようになった
- Windowsでのネームストリングとファイルシステムへのアクセスに関するシステムコールの扱いが改良された
- WindowsでのMSIインストーラでバージョン3.5以降のWindows Installer XMLを使うようになり、色々とユーザビリティが改善された
- sb-bsd-socketsモジュールがWindowsでノンブロッキングモードをサポートするようになった
- Windowsバックエンドがx86-64をサポートするようになった
バグ修正
- シバン(shebang)をサポートし、SBCLが適切にインストールされた環境で、FASLが直接実行できない不具合が修正された
- make.sh --helpを実行したときにclean.shが実行されていた問題が解決された
- 同じconc-nameを共有するサブクラスがある場合の、構造体クラスのダイレクトインスタンスのスロットへのCASによるアクセスの修正
- Windowsでの論理パスネームのネームストリングが、POSIX環境との差を減らすために小文字に変換されるようになった